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読書通帳に対する私感

どうも。神戸中央図書館ヘビーユーザーの卯月絢華(カツペソ)です。
Twitterのトレンドにあった「読書通帳」というワードが気になってクリックしたら「思ってたんとちゃう」となりました。

図書館で読んだ本を記録する「読書通帳」の取り組みが広がりを見せている。読んだ本を「貯蓄」することで、子どもの成長も記録できるようになっている。
5歳の女の子が通帳に記帳、その合計額は50万円。実はこれ読書通帳機というもので、貸し出し履歴が印字されるだけでなく、それまでに借りた本の価格と、その総額が記載される。
女の子「これで(通帳)5冊目。ときどき紙芝居も借りる」
女の子の大切な通帳を見せてもらうと、かわいい絵本のタイトルが並ぶ。しかし、記載された通帳の合計は50万円以上と大人顔負けの金額だ。
海津図書館・日比佳克さん「本の定価を印字することによって、お客さまがいくら得したかなと、目で分かるかなという思いがしています」
岐阜県の海津図書館では、読書通帳の導入後、読書意欲を促進することで、入館者数の減少を抑えることができているという。
図書館スタッフの通帳には合計133万円…
図書館スタッフ「買ったらこうなりますよということですね」
子どものために記帳するお母さんは…
読書通帳の利用者「こういうのを読んだんだよと、残してあげたい」
現在、全国の図書館で71台採用されている。卓上タイプの物もあり、価格は85万円からだ。各図書館によってオリジナルの通帳を作ったり、通帳1冊を完了したら、本をプレゼントする図書館もある。システムを連携することにより、学校で貸し出した本も印字することができるなど、本を読む子どもの読書の意欲をかき立てる。

「読書通帳」女の子の通帳には合計50万円 - 日テレNEWS24 | Yahoo! JAPAN

正直どうなんでしょう?
私は専門書を借りる事が多いので仮に読書通帳を利用したらとんでもない金額になるのは目に見えてます。
確かに「自分が図書館でどれだけ借りたか」という記録を付けるのは良いことです。学校の図書室でも「貸出カード」は必ずありますからね。でも、金額まで記録するのはなんだかお門違いだと思います。

子供の本離れ

最近の子供は本を読まないらしいですね。児童書の売上は年々落ちていると聞いたこともあります。確かに今ならWeb小説でもプロ顔負けの小説が読めることがあります。でも、個人的にはやっぱり紙の本に触れてほしい気がします。たとえ50ページでも80ページでも良いからとにかく本を読んでほしい。それが物書きの願いです。

書店への影響

本離れが進むことによって当然書店の売上も落ちます。そして最悪の場合書店自体が閉店してしまう事もあります。(実際さんちかのジュンク堂は潰れたしオーパのジュンク堂も危うい)
貧困化によって「本を買うお金がない」というのは確かにありますが、せめて古本でもいいので「自分で本を買う」という経験をもたせておくことは大切だと思います。児童書でもなろう系のラノベでも図鑑でも何でもいい。とにかく親御さんには「お金を出して本を買う」ということを子供に教えるべきだと思います。じゃないと私たちみたいな物書きは廃業せざるを得なくなってしまいますから。

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