古いパーカー
さっき、少し肌寒いなーって思ってタンスをガサゴソして、随分長く着てなかったパーカーを発見した。アメリカンサイズなので少し大きめだ。
Cさんとアメリカに行った時、現地にいる外国人(リゾートエリアだったので観光客であって、必ずしも現地のアメリカ人ではないと思うけど)が10月の早朝にも関わらずタンクトップとサンダルでいる所、私達は持って行った装備だけでは寒くて現調したやつだ。外国人は筋肉も脂肪も多くて体質的に日本人より寒さに強いような気がする。
懐かしいけれど、胸が痛くなる服だ。あんなに何もかも好きだと思った人はいない。顔は好きだったけど、体型は全然好みじゃなかった。なのにそれを打ち消すような、とにかく24時間楽しいコンビニみたいな人だった。
だった。
もう私の中で過去形だ。
Cさん。パーカー着てない期間と同じくらいの期間連絡取ってないが(それは少し言い過ぎ)どうしているだろう。そもそも仕事とかちゃんとできて稼げているんだろうか。
でも
もしまたふらっと地元に帰ってきたりしたら、何事もなかったように私の所に来るんだろうな。
私はどうしたらいいんだろう。
もう、空気よりも薄い存在のような人に。
(イラストはいなげさんにお借りしました。ありがとうございます)
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