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今しておく夏の暑さ対策と芍薬の花



ゴールデンウイークは如何でしたか?


ゴールデンウイークも終わってしまいましたが
皆さんは何をなさって過ごされたのでしょうか。

私は南会津にある
「シラネアオイ園」さんと、

シラネアオイ園のシラネアオイ 2024.05
シラネアオイ園内 2024.05

千葉市の
「富田さとにわ耕園」さんに
行ってまいりました。

耕園内のネモフィラ 2024.05
耕園内のポピー 2024.05


南会津は、空気がとても澄んでいて
リフレッシュできました。

千葉市の耕園は
ネモフィラとポピーが綺麗に咲いていました。
人も少なく入園料もかからないので
散歩にいいな〜と思いました。

楽しみ方も色々あるものですね。
また機会をみてお話しできればいいなと思います。


今の時期だからできる夏の暑さ対策

 
今日は夏の暑さの対策のお話なのですが、
今の季節って
もう蚊は出てきましたけど🦟
まだ茹だるような暑さ、
蒸し蒸しする不快感は
あまり感じられない季節ですよね。

植物たちが暑さを乗り切るために
快適な環境を作っておくには
作業をする人間にとっても
植物にとっても
良い季節だと思います。

今やっておくべき暑さ対策
私は5つ行いました。

① 株を蒸らさない

 これから花を付ける植物は
 株全体に力が漲っている時期なので
 どんどん茂りはじめて
 大きくなっていきます。
 なので
 株が蒸れないように
 混んでいる部分や
 株の内側に伸びた枝葉を整理しました。

葉や枝の混んでいる部分を整理 2024.05

    あまりスカスカにする必要はないけれど
    空気に触れることが
    できるようにしておくと
 かなり蒸れを防ぐことが
 できると思います。

②地際の痛んだ葉を取り除く

 植物の根元に黄色くなったり、
 枯れたりしている葉が付いていたら
 取り除きます。
 
 光合成をしない葉は
 茎に付いていても
 ダンゴムシなどを呼ぶ要因に
 なってしまうので、
 スッキリとしておきます。

黄編した葉を取り除く 2024.05


 よくね、地際の葉を持ち上げてみたら
 ダンゴムシがたくさんいた〜
 なんてことありませんか?

 ダンゴムシは腐葉土が好物です。
 
 黒くなった葉を食べて
 分解してくれるので
 土に返す。
 本来は悪い虫ではなく
 自然の中では
 土づくりの一役を担っているわけです。

痛んだ葉を食べるダンゴムシ

 庭のような場所では、
 好物の腐葉土が少ないため、
 生きるためには
 植えつけた植物も食べてしまいます。
 弱った植物は特に好物なんですね。
 

 植物の中でも
 根元に葉が多い種類の植物、
(根生葉もしくは根出葉)
 例えば
 リクニスや、
 ジキタリス、
 バーバスカムのようなものは
 私の中では
 警戒指数がマックスです。

リクニス コロナリア
ジキタリス
バーバスカム

③伸びた茎の切り戻し

 葉だけが茂るわけではなく、
 茎もどんどん伸びるので
 こちらも全体の半分くらいに
 切り詰めています。
 
 丈を揃えておくと
 管理もしやすく、
 どの茎にも栄養分が回るようになりす。

伸びた茎を切り戻す 20204.05

④雑草や、枯葉などを取り除く

 雑草や枯葉が落ちていると
 先ほどお話ししたように
 虫が寄りますから
 なるべく綺麗にしておくように
 しています。

 限られた場所での管理には
 やはり必要な作業だと思います。

枯葉を取り除いておく 2024.05


⑤横張する株は少し透いておく

 隣同士の植物が
 重なってしまうこともあるかと思います。
 そんな時は株をひとまわり小さく、
 株幅を剪定しておくことも
 選択できますね。

 私は今回はマーガレットを
 小さくしておきました。
 このマーガレットも2年前に見切り品で
 購入してきたのですが、
 挿木をしてかなり増えて
 花壇に彩りを添えてくれています。

マーガレットの剪定 2024.05


これらの5つの作業を施しておくと
これから暑い日がやってきても
その後の作業はだいぶ楽になると思います。

皆さんはどんなふうに
暑さ対策をなさっていらっしゃいますか?

夏の暑さ対策の作業動画


「咲き始めた初夏の花 今できる暑さ対策 5月2週目の庭作業」



園芸歳時記 芍薬の花


本日の園芸歳時記は
「芍薬の花」のお話です。

芍薬というと今の季節にふんわりと
大きな花を茎先に付ける姿が
優雅ですね。

シャクヤクの花

牡丹と芍薬はよく似ていますね。

両者とも

ボタン科ボタン属ですが

牡丹は木本であるのに対し、

芍薬は草本です。

牡丹の花

牡丹の方が少し大ぶりな花が咲くと
云われていますが、
近年は芍薬もかなり立派な花を付ける
ものが出回っています。

一重から多弁までさまざまで、
美しさの代名詞にもなっています。

根は痛みに効果があり、
薬用として栽培されていたものが
美しさのあまりに
観賞用として作られるようになりました。

玉のような蕾も
愛らしさがあります。

各地に芍薬園や牡丹園がありますので、
散策されてみては如何でしょうか

ここがいいよ〜という名所が
ありましたら是非教えてくださいませ。

本日のお話はここまでとさせて頂きます。
最後までお聴きいただきまして
ありがとうございます。

また次回の放送でお待ちしております。

cat rosesの庭より
パーソナリティーはcat roseでした。

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