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秋色に染まる庭と綿の桃

1.秋の花壇には多種多様な植物が混在する

スッカリ涼しく感じられる庭では
夏を越した多年草たちが
花芽をあげているものや
来春に咲くであろう芽吹き始めた多年草も
見つけられるようになりました。

フジバカマの蕾
新芽

夏には開花を休んでいた花も
再び咲き始めたものもあります。

元気をとりどしたジニア

秋は花壇の植物が入れ替わる時期でもあり、
秋色の植物を植え付けて楽しむ時期でもあります。

私も多年草の間を縫って
植物を植え付けました。


2.今年選んだ秋色植物

今年の秋の庭にメインに迎えた植物は
セロシア(ケイトウ)です。

ケイトウとペニセツムの寄せ植え


美しい花穂にはそれぞれの特徴があります。

セロシア(ケイトウ)については以前にも
お話しておりますので
ご興味のある方はそちらをご覧になってみてくださいね。

📍「秋苗買っちゃいました〜」

今回迎えたセロシアは
「霧島の秋」というもので
育種家の松永一先生が作出された品種です。
鮮やかな数種類の穂の色
赤い茎・黄緑や赤の葉も美しく
とても存在感のあるセロシアです。

セロシア(ケイトウ)霧島の秋

この「霧島の秋」を1ヶ所に数株植え付けました。
それだけで一気に秋の庭の装いに
変わったように思えます。

今までも咲いていた周囲の花も
秋めいて見えるようになるのが不思議です。

セロシア レッドクリフ

そして「霧島の秋」は
零れ種で翌年も発芽してくれるそうです。
あまりにも美しいので
来年も是非迎えたいと思っていますが、
零れ種でも発芽してくれたら
ラッキーですね。
セロシアは種を取っても
親と同じ株ができずらいと云われているので
採取は今のところ考えていないのですが、
零れ種で出てくるならばいいですよね。

皆さんも出会う機会がありましたら、
是非美しい姿を堪能なさってください。

セロシア(ケイトウ)霧島の秋の
植え付けの様子は最新版youTube動画にて
ご覧いただけます。

ブログ関連動画

【ガーデニング】  秋の庭はこの苗で変わる 一気に染める秋の庭
          10月1週目の庭

また、ラジオ字起こし写真版は
概要欄よりご覧いただけます。

覗いてみてください。


3.「園芸歳時記」綿の桃

ちょうど今頃は綿の木が実を結ぶ季節です。

綿


綿はアオイ科ワタ属の多年草ですが
一年草として扱われます。

花は槿や葵に似た花を付け、
その後、直径4~5cmほどの実を付けます。
実が裂けて爆ぜると
中から種子塊(しゅしかい)という
白い綿花が現れます。

綿の花

白い綿の中に種が守られて入っています。
綿の露出した実が桃の形に似ていることから
綿の桃と呼ばれるようになりました。

綿が爆ぜた様子

綿の桃がなっている姿は
雪を被ったようにも見え、
そのままドライフラワーとして
使用されることもあります。

綿畑

かつては綿取は盛んに行われていましたが、
現代ではあまり見かけなくなりました。

本日のお話はここまでとさせて頂きます。

最後までお聞き頂きありがとうございました。
本日もお健やかにお過ごしくださいね。

cat rosesの庭より
パーソナリティーは
cat roseでした

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