植え付け場所が合わなかった植物
1.植え付け当初と環境が変わる理由
春から初夏にかけて
植え付けた苗が成長するにつれて
日照条件がその植物に
合わなくなってしまうことがあります。
植え付け当初と環境が変わってしまい
生育がかんばしくない現象です。
植え付ける時点では
計画性に基づいていても
こんなはずではなかった
という成長状況に
遭遇することはありませんか？
環境が変わってしまう原因
としては主に
①周囲の植物の成長が早い
周囲の植物が大きくなり、
陽当たりが悪くなってしまう。
②太陽の高度を読み切れなかった
植え付ける時に
太陽の高さと現状の高さの変化により
差し込む陽射しがあたる時間が
長く（or短く）なってしまう。
今回は土壌については触れませんが、
日照条件は大切だということになります。
当たり前のことながら
どれくらいの時間がその植物に適しているかは
育てた経験値にも
左右されますね。
2.生育不良の植物を元気にする
生育不良の植物は
その植物に不足しているものを
補ってあげることで解消するはずですが
うまく行かないんですよね。
日照を確保するためには
①植物を別の場所に植え替える。
植物を掘り上げて植物にあった日照を確保する。
最初はポットにあげておき、
場所候補を探すのも
良いと思います。
②周囲の植物を剪定して陽射しが当たるようにする。
大きくなった周りの植物を
成長に障りのない程度に剪定して
陽が入るようにする。
③活性液を葉面に散布する。
少し元気が足りないくらいであれば
活性液を葉裏を重点的に
たっぷり散布すると元気を取り戻します。
④ラベルの活用
庭には半日日陰ですが
日陰の中でも明るい日陰と暗い日陰があります。
日陰で育つ植物というラベルが付いたものでも
暗い日陰で生育が良いものはまれです。
ラベルには細かい度合いは
明記されていません。
ほぼ明るい日陰となっていることが多いので
庭で育てた印象は必ず記録しておきます。
私はラベル自体に軽く記録を残して
植え付けの月毎に管理しています。
花の写真とナーセリーさんの情報と
庭での順応性が一目でわかるので
便利に利用しています。
3.庭で経験した植物の事例
私の庭でのいくつかの植物の事例をご紹介します。
①ユーコミス
ユーコミスは
別名：パイナップルリリー
キジカクシ科ユーコミス属の
球根多年草です。
穂状に咲く花の頂点に苞葉（ほうよう）と呼ばれる
葉が立つように付きます。
この形がパイナップルに似ています。
植え付けた当初は陽当たりが良かった場所でしたが、
金魚草とクレマチス、
オルラヤに囲まれて日照条件が
どんどん悪くなっていきました。
掘り上げようとも思ったのですが
周囲の植物を少し剪定して
対応することにしました。
葉面にたっぷりと活性液を
噴霧しておきました。
②カマッシアライヒトリーニ ブルーキャンドル
カマッシアは
キジカクシ科カマッシア属の
球根多年草です。
春先にブルーの花穂を
優雅につけてくれる美しい植物です。
中でも、ブルーキャンドルは
青い炎が上がっているようなイメージで咲きます。
半日陰でも育つ植物といわれていますが、
徒長気味になり花穂も花と花の感覚が
間延びしてしまいました。
せっかくのキャンドルフォルムが崩れてしまいます。
これは岩陰になり、
春先の陽射しそのものが不足した
ためだと思います。
掘り上げてポットにあげて管理し、
秋に場所を変えて植え直す予定です。
この事例とは逆に
陽射しが当たりすぎて
枯れ込む場合もあるので
日陰に植え替えるか、ポットにあげて
置き場所を移動させるというケースも
庭の環境によって出てくると思います。
毎年、今年こそはうまく植栽ができたと思っても
少し経つとそういった状況が
生じてくるので
まだまだ勉強不足だと
反省を繰り返しております。
とは申せ、またきっとやるんですけどね。
皆さんはそんな経験は
ございますか？
ガーデニングは本当に奥が深いですね。
このラジオの字おこし写真版は
概要欄からご覧いただけます。
また、庭での作業の様子も動画でご覧いただけます。
概要欄最新版youTubeから
覗いてみてください。
4.庭での作業動画
お時間のある時にお待ちしております。
この番組では
皆様からのお便りお待ちしております。
些細なこと、気になることなど
お寄せいただければ嬉しいです。
初コメも大歓迎です。
お気軽にどうぞ、お待ちしております。
最後までお聞きいただきありがとうございます。
今週末は今日よりもいくらか
気温が下がる予報ですね。
曇りになっていますが、湿度は高めなのかしら。
雨が降る前に作業が進むといいな
どうぞ有意義な週末をお過ごしくださいませ。
cat rosesの庭より
パーソナリティーは
cat roseでした。
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