マガジンのカバー画像

Cat rosesの庭より【ガーデニングラジオ】

52
日々の庭作業の中で 感じたことや、疑問に思ったこと、わからないことなどを 皆様のお話を参考にさせていただきながら 楽しいガーデニングライフを過ごしちゃおうという ガーデニングのお…
運営しているクリエイター

#ガーデニング

狭い庭 夏苗はピンポイントで植える

本日のお話は皆さま、ご機嫌いかがでしょうか。 cat roseの庭へようこそ この番組は私ことcat roseが 日々の庭作業で 感じたことや、体験したこと 疑問に思ったことを お話する ガーデニングラジオです。 毎週水曜日と金曜日の お昼の12時からは 放送しております。 x (旧Twitter)・noteでお聴きいただけます。 お昼の休憩時間、お食事を召し上がりながら、 ガーデニングをなさりながら、 お車でラジオがわりに お聞きいただければ幸いです。 このラジ

植え付け場所が合わなかった植物

1.植え付け当初と環境が変わる理由 春から初夏にかけて 植え付けた苗が成長するにつれて 日照条件がその植物に 合わなくなってしまうことがあります。 植え付け当初と環境が変わってしまい 生育がかんばしくない現象です。 植え付ける時点では 計画性に基づいていても こんなはずではなかった という成長状況に 遭遇することはありませんか? 環境が変わってしまう原因 としては主に ①周囲の植物の成長が早い  周囲の植物が大きくなり、  陽当たりが悪くなってしまう。 ②太陽の

夏苗の植え付けの反省

1.夏苗の植え付け 梅雨入り前に済ませておきたい庭作業に 夏苗の植え付けがあります。 例年ならば、関東地方の梅雨入りは 6月7日あたりですが、 今年は予想では20日頃だそうです。 大半は終わっているのですが、 追加した苗と、成長が遅かった苗などが まだ残っています。 同じ品種の苗がたくさん残っているのを見て さて、どうしようかと思いました。 広い庭ならば群生して植え付けることもできますが そんなスペースはありませんので どうしたものかと 考えてしまいました。 2.計

梅雨入り前の切り戻しで気を付けていること

1.梅雨入り前に切り戻す植物は? 梅雨は庭の植物にとっては 必要以上の水分を土が含んで しまうことも多く 根腐れの原因になったりします。 また、地上部が鬱蒼と茂っていると 土まで光が届かずに 雨が止んでも いつもジメジメしている状態になりがちです。 その結果、病気を発症したり、 弱った植物には虫も集まりやすくなります。 植え込まれた植物は ある程度 管理をしておかないと 自然の中で育つ植物のようには いきません。 切り戻しを梅雨入り前に行っておくと、 庭がすっきりとし

徒長したガザニアを滝のように植え込む

1.今回のテーマになったガザニア 今回の徒長したガザニアは クリムゾンフラッシュと云います。 キク科  クンショウギク属 耐寒性多年草 草丈は15〜20cmの四季咲きです。 日向と水捌けの良い場所を好みます。 葉は細毛に覆われたシルバーリーフで、 花はクリムゾンカラー ピンクがかった赤色が花の中央から広がって 花弁の縁は淡いピンクです。 葉色とピンクの花のバランスがとてもよく 一目惚れで連れ帰ったのですが、 初めはボーダー花壇に植えこみましたが、 多湿になりすぎたのだ

小さな庭ナチュラルに見せる支柱の活用法

1.小さな庭でナチュラルガーデンを楽しむ ナチュラルガーデンというと みなさんはどんなお庭を想像しますか? 里山のような木々が中心のお庭 草原のような小花が咲くお庭 大きな敷地でガーデニングを楽めるなら どんなこともある程度可能ですが、 そうもいかない庭事情に 打ちのめされる時もあります。 我が家も然り、 ナチュラルにしたくても 狭い庭では限界を感じます。 そこで、庭の一部でもナチュラル感が出せればと 土壌改良をして土増しをし、 小さな小径を花壇内に作りました。

鉢を移動して初夏の庭作り

季節の花をメインに置く これから開く花を 庭の特等席に置いてみました。 移動させたのは 芍薬と紫陽花の鉢です。 ①芍薬の花を庭の中心へ移動 5月に入ると 太陽が元気になって 植物を照り付けています。 昨年よりも土の渇きが早いように感じます。 私は庭の半分に上部からミストがかかるように ホースを配置してあるのですが、 あくまでもミストなので水撒きとは違います。 ただ温度を少し下げる効果はあるので 真夏には朝夕と使うのですが、 今年は梅雨前から使うかもしれません。

株分の季節を知る

ニワフジの株分をしました これからの季節の蒸れ対策で 植物の下葉を取ったり、 土の表面を掃除したりしていると 小さな鉢が3鉢ほど放置されていました。 うち2鉢は発芽もなく、 片付けようと思って置いたものだったのか 今となっては分かりませんが 残りの1鉢にはニワフジ(イワフジ)が 葉を茂らせていました。 ニワフジは マメ科コマツナギ属の落葉小低木です。 日本や台湾に自生しています。 花の形状がフジに似ていますが、 藤のようにツルは伸ばしません。 ニワフジは 6月頃から

花の終わった球根の葉どうしてますか

クロッカスやムスカリの花後 春の庭に先駆けて咲いてくれる クロッカスやムスカリ。 土の中から姿を見せてくれた時には 寒さで縮こまった土が 少しずつほぐれていくようにさえ 思えてしまいます。 そんなクロッカスやムスカリですが、 花後には葉が放射状に広がってしまい 後に続く花たちの上を覆ってしまう とうことがあります。 我が家の庭は 一日中陽が入るわけではないので 少し徒長気味になるのかもしれません。 水も控え気味にしていますが、 葉の状態は開き気味なんです。 水仙

初夏の苗ペチュニアの植え付け

冬越しをしたペチュニア サンルームで冬越しをしたペチュニアは 昨年の10月に庭や、 鉢から掘り上げた株と その株の徒長した茎を切って 挿し芽をして育てた苗 です。 ペチュニアは ナス科 ツクバネアサガオ属の多年草です。 自生地は南アメリカですが、 欧米の国々でたくさんの品種改良種が 作り出されました。 数年株を冬越ししたり、 挿し芽で更新していると 次第に花数が減ってしまったり 病気にかかりやすくなる傾向があるそうです。 私の庭でも ちょうど三年目なので、 様子

花壇は引算 作業テーブルは使いやすく改良

軒下の花壇を小さくしました 先日、山野草の花壇に小径を作って 動線を確保したお話をさせていただいました。 花壇の植え込み苗の数は少なくなったものの、 花壇のどこにでも 手が入れられるようになったので 作業は以前よりもしやすくなりました。 今回はサンルームの脇の軒下になっている部分の花壇の 角を削って 丸みを持たせて 小さくしてみました。 植物も少しゆったりと配置しました。 この花壇は 雨が当たらないので 養生を兼ねて 昨年株分けしたプリムラアラカルトシュシュと 実生

サンルームの冬越し苗 春のお引越し

サクラの開花今日から気温が20度を超える日が 続く予報が出ています。 いきなりの20度越えですから 植物たちもびっくりでしょうね。 咲きそうで咲かなかった サクラも花時を迎えるのは ここ2〜3日でしょうか。 この週末はお花見に行かれる方も 多いのではないでしょうか。 皆さんは行かれますか? 私は もう20年ほど前になるでしょうか。 花巻を訪ねた時に、 篝火に浮き上がるように 咲いていた桜が忘れられません。 花篝(はなかがり) 昼間のそれとは違う 妖艶な姿にふーと引

強風で折れたセルリア

セルリアという植物について  セルリアは ヤマモガシ科 セルリア属で 南アフリカ原産の常緑低木です。 耐寒性の表記は −5度とありますが、 霜に当たると枯れてしまいます。 耐暑性は弱く、特に高温多湿を好みません。 日陰の風通しの良い場所で管理します。 また、 ドライフラワーとしてよく流通されています。 花弁に見える部分は苞で 花は中央部分に 蕊のように見えるものがそれです。 私の育てているのは 流通量が最も多い セルリアフロリダ(ジョーイセルリア)ですが、 種

強い日差しを想定した苗選び

庭の様子とハコベラ  先日バックヤードの苗に 水をあげていると 春の七草の一つ ハコベラが花を付けていました。 いつの間にか ポットの中で育っていたようです。 ハコベは  ハコベラ アサシラゲ とも呼ばれていますが、 柔らかい葉は小鳥たちも大好物です。 庭に芽を出せば残していますが、 白い小さな花が目立つほど咲くまでは 育たないうちに啄まれてしまいます。 鳥たちもおいしい植物はわかっていますね。 陽射しを考慮した植栽 3月の半ばに入り、 冬の晴天とは異なり、陽射し