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Cat rosesの庭より【ガーデニングラジオ】

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日々の庭作業の中で 感じたことや、疑問に思ったこと、わからないことなどを 皆様のお話を参考にさせていただきながら 楽しいガーデニングライフを過ごしちゃおうという ガーデニングのお… もっと読む
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鉢を移動して初夏の庭作り

季節の花をメインに置く これから開く花を 庭の特等席に置いてみました。 移動させたのは 芍薬と紫陽花の鉢です。 ①芍薬の花を庭の中心へ移動 5月に入ると 太陽が元気になって 植物を照り付けています。 昨年よりも土の渇きが早いように感じます。 私は庭の半分に上部からミストがかかるように ホースを配置してあるのですが、 あくまでもミストなので水撒きとは違います。 ただ温度を少し下げる効果はあるので 真夏には朝夕と使うのですが、 今年は梅雨前から使うかもしれません。

株分の季節を知る

ニワフジの株分をしました これからの季節の蒸れ対策で 植物の下葉を取ったり、 土の表面を掃除したりしていると 小さな鉢が3鉢ほど放置されていました。 うち2鉢は発芽もなく、 片付けようと思って置いたものだったのか 今となっては分かりませんが 残りの1鉢にはニワフジ(イワフジ)が 葉を茂らせていました。 ニワフジは マメ科コマツナギ属の落葉小低木です。 日本や台湾に自生しています。 花の形状がフジに似ていますが、 藤のようにツルは伸ばしません。 ニワフジは 6月頃から

初夏の苗ペチュニアの植え付け

冬越しをしたペチュニア サンルームで冬越しをしたペチュニアは 昨年の10月に庭や、 鉢から掘り上げた株と その株の徒長した茎を切って 挿し芽をして育てた苗 です。 ペチュニアは ナス科 ツクバネアサガオ属の多年草です。 自生地は南アメリカですが、 欧米の国々でたくさんの品種改良種が 作り出されました。 数年株を冬越ししたり、 挿し芽で更新していると 次第に花数が減ってしまったり 病気にかかりやすくなる傾向があるそうです。 私の庭でも ちょうど三年目なので、 様子

花壇は引算 作業テーブルは使いやすく改良

軒下の花壇を小さくしました 先日、山野草の花壇に小径を作って 動線を確保したお話をさせていただいました。 花壇の植え込み苗の数は少なくなったものの、 花壇のどこにでも 手が入れられるようになったので 作業は以前よりもしやすくなりました。 今回はサンルームの脇の軒下になっている部分の花壇の 角を削って 丸みを持たせて 小さくしてみました。 植物も少しゆったりと配置しました。 この花壇は 雨が当たらないので 養生を兼ねて 昨年株分けしたプリムラアラカルトシュシュと 実生

サンルームの冬越し苗 春のお引越し

サクラの開花今日から気温が20度を超える日が 続く予報が出ています。 いきなりの20度越えですから 植物たちもびっくりでしょうね。 咲きそうで咲かなかった サクラも花時を迎えるのは ここ2〜3日でしょうか。 この週末はお花見に行かれる方も 多いのではないでしょうか。 皆さんは行かれますか? 私は もう20年ほど前になるでしょうか。 花巻を訪ねた時に、 篝火に浮き上がるように 咲いていた桜が忘れられません。 花篝(はなかがり) 昼間のそれとは違う 妖艶な姿にふーと引

強風で折れたセルリア

セルリアという植物について  セルリアは ヤマモガシ科 セルリア属で 南アフリカ原産の常緑低木です。 耐寒性の表記は −5度とありますが、 霜に当たると枯れてしまいます。 耐暑性は弱く、特に高温多湿を好みません。 日陰の風通しの良い場所で管理します。 また、 ドライフラワーとしてよく流通されています。 花弁に見える部分は苞で 花は中央部分に 蕊のように見えるものがそれです。 私の育てているのは 流通量が最も多い セルリアフロリダ(ジョーイセルリア)ですが、 種

強い日差しを想定した苗選び

庭の様子とハコベラ  先日バックヤードの苗に 水をあげていると 春の七草の一つ ハコベラが花を付けていました。 いつの間にか ポットの中で育っていたようです。 ハコベは  ハコベラ アサシラゲ とも呼ばれていますが、 柔らかい葉は小鳥たちも大好物です。 庭に芽を出せば残していますが、 白い小さな花が目立つほど咲くまでは 育たないうちに啄まれてしまいます。 鳥たちもおいしい植物はわかっていますね。 陽射しを考慮した植栽 3月の半ばに入り、 冬の晴天とは異なり、陽射し

雨の日のガーデニングタイム

悩ましきかな春雨 春は植物が目覚める時期ですが 雨の多い季節でもあります。 春雨は菜種梅雨とも呼ばれるように 菜の花が咲く頃、 ちょうど今時分に ひたひたと降る雨を云います。 大地は雨で潤い 木々は一気に芽吹き始めますが、 ひとたび降り始めると 1〜2日は土が濡れていて 庭作業ができないこともありますね。 普段なら庭作業に充てる時間 雨の日は何をして過ごしましょう。 雨の日のガーデニングタイム私が雨の日に行う作業は5つです。 ①植え付けた苗のラベル作り  以前に

この春から初めてみませんか?ひと鉢の山野草

この春の植え付け 今日から3月 早いですね。 ガーデナーの皆様には心待ちの季節。 心逸る月を迎えました。 春の花が少しずつ花壇やプランター、 鉢に植え付けられる季節。 園芸店に並ぶお花は日毎に増えていますね。 その植栽の中に、 この春に咲く山野草を一つ加えてみては 如何でしょうか。 今回は育てやすく 可憐で素朴な姿が魅力的で 今から迎えて花を楽しむことができる 山野草をご紹介しようと思います。 山野草ってなに? 山野草という言葉はよく耳にすると思います。 園芸

花壇を小さくしてみました

気候に少しずつ順応する植物 今週は暑かったり寒かったりと ジェットコースターのような気温差に せっかく開き始めた花たちは大丈夫かと 心配しましたが、思っていたよりも植物は 気候変動にも順応しているので 安心しました。 庭の状況を見る限り、 春の定植は躊躇わずに 行っても大丈夫と思いました。 まだ残っている春の定植を お天気のいい日に済ませてしまおうと思います。 花壇を小さくしてみました先日、園芸歳時記ラジオで 薔薇の植替えのお話をさせていただきましたが、 今回植え替え

夏を乗り切るために今しておくこと

昨年の夏の暑さと植物 本来ならばまだ春浅しといった時節で 寒さに怯みながら  庭の作業を進めている頃ですが 温かいですね。 作業をするには申し分ありませんが、 この先の季節が心配になります。 天気予報で寒い日と言われても 10度を超えていると 私には温かさの方が優って感じます。 夏が恐ろしい。 昨年も暑くて外の作業はあまりできない 危険な気温の日が続きましたね。 私の庭には、山野草のエリアがあるので 5月の連休明け頃から遮光をかけ始めます。 昨年もかけましたが、

冬越し苗の手入れと私のハマった冬挿し法

庭作業ができない日には 今朝も庭にはまだ先日降った雪が 部分的に少し残っていました。 日当たりの悪い場所や、 雪溜まりになってしまった場所ですね。 雪が降る前日に 庭で丈を伸ばして咲いていた *金魚草 *サルビア インボルクラータ、 *チェリーセージなど 雪の重みで折れたり倒れたりしそうな植物は 根本で切り詰めておいたのですが せっかくなので挿し穂を作って 挿し芽をしておきました。 昨日まではまだ庭の足場も濡れていて悪いので サンルームでの作業です。 冬越し

冬の寄せ植えの手直しと鉢物の管理

年末年始に作った寄せ植え この冬、庭に彩りを添えるために 寄せ植えを作られたガーデナーさんは多いと思います。 私もセンスのなさがキラリと光る 寄せ植えをこの冬は証拠にもなく 10鉢くらい作りました。 例年に比べても多いなと自分でも思っています。 これには年末から年始にかけて 帯状疱疹を発症し何日も苦しんだことが 原因かなと思っています。 いつもなら山野草のエリアの芽出し確認や、 土を軽く耕して マルチングを施したりという 庭の作業を行うところですが それができなかっ

クレマチスの芽吹く心逸る季節

クレマチスの芽吹く心逸る季節  庭のクレマチス 私の庭は周囲のフェンスに 蔓性植物を這わせることが多いのですが、 中でもクレマチスは年数を重ねるごとに 充実した株になり、 たくさんの花を付けてくれます。 *シロマンエ *プリンセスダイアナ *ルリオコシ *ユキオコシ *アフロディテエレガフミナ など 昨年の秋に買い足したものを含めると 10本の株があります。 クレマチスの系統 クレマチスは系統が20種近くあり 花の形状や花芽のつきによって分類されています。