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ライオン株式会社がCatoを採用。グローバル拠点とリモートユーザーの高速かつ安全な接続を実現

オフィスとリモートユーザーのネットワークの変革を模索していたライオン株式会社

ネットワークの使用量が増加し、在宅テレワークの実施が増える中、製造業者では新たな課題に直面しています。障害を最小限に抑え、最高のパフォーマンスと万全のセキュリティを確保するという課題への対応力が問われています。

生活用品のトップメーカーであり、日本で最も歴史ある企業のひとつでもあるライオン株式会社も同様の課題に直面してました。7,100人の従業員、23ヵ所の国内拠点、11ヵ所の海外拠点を擁する同社は、今後のモバイルリモートワークの増加とさらなるネットワーク利用を見据えていました。

ライオン株式会社、統合システム部主任部員の木場迫栄一氏は次のように語りました。「働く環境が今後大きく変化し、ネットワーク利用が増えることは明白でした。以前は全員がつながっていれば事足りましたが、今は常に安全につながっていることが重要になっています」

新型コロナウイルスの感染拡大が、リモートワークの必要性を大幅に加速させました。ライオン株式会社の情報セキュリティ専門家である椎名淳之氏は、次のように述べています。「さらに多くの社員が在宅テレワークに移行することは明白でした」

ライオン株式会社は、リモートアクセスにVPN接続、拠点間の接続に通信事業者の専用線を利用し、複数のセキュリティアプライアンスおよびサービスを組み合わせて提供していました。椎名氏は「従来のネットワークでは、今後新しいリモートユーザーをサポートできないことは明らかでした」と述べています。ライオン株式会社は、リモートユーザーを増やして安全性を確保し、ネットワーク全体にわたって接続とセキュリティの統合を模索していました。

木場迫氏は「セキュリティをはじめとする、すべてのネットワークコンポーネントの統一を検討していました」と述べています。これには、すべてのユーザーに適切なパフォーマンスを提供しながら、目的を達成できるソリューションが必要でした。木場迫氏にとって最も重要だったのは、ネットワークの移行に伴う障害を可能な限り抑えることでした。

ネットワークとセキュリティの統合にCato SASEを採用したライオン株式会社

木場迫氏は、Cato SASEの評判を耳にして、概念実証(PoC)実施を決定しました。これと同じ時期に、新型コロナウイルスの感染急増に対応するために、ライオン株式会社はリモートアクセスのPoCも実施しました。同氏はCatoのチームを高く評価しており、「Catoは当社にとって新しいシステムであり、最初はその取り組みに不安もありましたが、Catoチームは当方の懸念をすべて払拭してくれました」と語っています。

Catoは、グローバル企業のネットワーク・リソース(支店、物理的なデータセンター、クラウドデータセンター、モバイルユーザー、リモートユーザーなど)を、単一の安全なグローバルクラウドネイティブネットワークサービスに統合します。WANおよびインターネットのすべてのトラフィックをクラウドに集約して、マルウェア対策、次世代ファイアウォール、IPSなど、Catoの一連の強健なセキュリティサービスを適用して保護できます。

Catoと拠点の接続に必要なのは、事前に設定されたシンプルなCatoソケットアプライアンスのみ。これだけで世界各地の65ヵ所以上の最短経路のPoP(プレゼンスポイント)に自動的にリンクされます。Catoのグローバルに配置されたPoPを経由してグローバルバックボーンとセキュリティサービスが提供されます。当社のプライベートバックボーンには、ゼロパケット損失およびファイブナインのアップタイムだけでなく、スループットを大幅に向上させるWAN最適化機能も組み込まれています。

Catoは、ネットワークトラフィックを監視し、Catoバックボーン全体に渡って各パケットの最適な経路を選択しています。Catoは、物理的なオフィスと同等のネットワークパフォーマンスとセキュリティをモバイルおよび在宅テレワークユーザーに提供します。

Cato:円滑な移行、容易な管理

ライオン株式会社によるCatoのPoC(概念実証)の結果は良好でした。「Catoのソリューションは、当社にとって非常に満足できるものであり、管理ポータルが管理コストの削減に寄与することも明らかになりました」と木場迫氏は述べています。「極めて円滑に移行できました。Catoを当社の中枢ネットワークに位置付ける決定を行いました。今後当社のIT戦略のメインコンポーネントの役割を果たします」

ライオン株式会社は、Catoを29ヵ所の拠点およびコロナ禍で在宅テレワークに移行した5,000人のユーザーにわずか数週間で導入しました。また、すべてのユーザーのセキュリティを確保するために、Catoの次世代マルウェア対策、IPS、MDRを最大限に活用しています。

Cato SASEでは、オフィスワーカーとリモートワーカー、ホームワーカーが同じ高速バックボーンに接続します。モバイルユーザーやホームユーザーは、オフィスワーカーと同じネットワーク最適化とセキュリティチェックの恩恵を受けます。

Cato SASEは、オフィス、リモート、在宅テレワーク環境を同じ高速バックボーンに接続します。物理的なオフィスと同じネットワーク最適化およびセキュリティ機能を、モバイルユーザーや在宅テレワーク社員に提供できることもメリットです。

この他に、ライオン株式会社はネットワークおよびセキュリティの監視および管理を単一のコンソールに集約したCatoの管理ポータルも評価しています。木場迫氏は「Catoはクラウドでネットワークのすべてを1ヵ所で管理できる点も優れています。これは当社にとって大きなメリットです」と語っています。

椎名氏は「Cato SD-WANにより、以前よりも多くのセキュリティ管理を実施できるようになりました。今年、すべてのWANおよびインターネット接続をCatoで稼働する予定です」と補足しました。


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