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逆上がり

逆上がりは子どもたちにとって何なのでしょうか。
逆上がりは教員にとって何なのでしょうか。


大人になってから何人ものできない人達に出会ってきましたが,
特に社会生活で困っている様子は見受けられませんでした。

でも,
何処か寂しそうだったり,
恥ずかしそうだったり,
苦々しそうだったり…

「逆上がりができないこと」に対して,
ちょっとした自己嫌悪や劣等感を覚えているようでした。


一方逆上がりができる人たちは,
「逆上がりも出来へんの?!」と一方的にマウントをとりにかかります。
自分もそうでした。


逆上がりは私たちにとって何なのでしょうか。


この問いにきちんと向き合うことが,学校生活の様々な活動への
意味を見出すことにつながっていきそうです。


少なくとも,
逆上がりに挑戦する価値とできるようになる価値は違うこと,
人それぞれ得意不得意があること,
人の良さを見つけて認めること,
できるできないにかかわらず,わかるを保障すること,
は最低限意識して,醸成できるようにしたいです。

そして,できるようになりたい子どもたちには,適切な支援を。


先輩からいただいた書籍を再読しながら…

『1週間でマスターできる体育教科書シリーズ 5巻“誰でもできる逆上がり”新ドリル』辻岡義介(2003)明治図書


逆上がりの主なテクニカルポイント
①体を後方へ倒し逆さになることができる。
②腰を上げて鉄棒に付けることができる。
逆上がりの基礎感覚づくり
○逆さ感覚
○回転感覚
○腕支持感覚
○肩角減少感覚
逆上がりの基礎技能づくり
○懸垂・持久懸垂(だんごむし)
○うさぎ跳び
○手押し車
○倒立
○タイヤ跳び
○ふとん干しから正面支持(つばめ)・手首の返し
○跳び上がり・跳び下り
○こうもり振り
○足ぬき回り
逆上がりの運動課題
○連続逆上がり
○低い鉄棒での片足踏み切り(助走なし)
○低い鉄棒での両足踏み切り
○高い鉄棒での片足踏み切り
○高い鉄棒での両足踏み切り
○懸垂逆上がりと反動逆上がり

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