見出し画像

病とともに、スタートした子育て

2014年の、妊婦検診。

妊娠して一回目の検診だったか・・

検診では、様々な検査を受けなければいけませんでした。


私は検査したいといったわけではないのですが、

病院側としては、リスクの多い妊婦と

そうでない妊婦を把握しなければいけないですから。


そして引っかかったのが

子宮頸がん検診。

軽度異形成だと言われました。


軽度異形成というのは、

子宮頸がんになる手前の、細胞がちょっと変化してるよっていう状態。

軽度の人は自然に治る人もいるそうだが、中等度、高度となっていくと、

がんになる確率があがっていく。


イボのウィルスが原因と言われています。


そういった知識はなかったのですが、

医者から子宮頸がんという言葉を聞いて、

面食らったのを覚えています。


え、このまま進行したら、

がんになっちゃうの??


明るい話題のはずの妊娠が、

いわくつきの、暗いイベントになりました。


のちに、私の(産科ではない普段の漢方医の)主治医が言った

「君の産婦人科の先生は、

君が頼んでもいないのに、いろんな検査をしたの?

今の産科ってそんなことするの?

頼んでもいないのに病気を探しだして、

あなたはこの病気ですから

気を付けてくださいって、そんなこと言うんだ。

ほんとに余計なお世話だね」

と批判していた言葉が、刺さります。


私に、この病気の判明は必要だったのか

そうでなかったのか。

できるなら、病気にならない方がいい、

これだけは言えます。


でも、病気を知らないまま過ごしていたら、もしかしたら

今、私はここにいないかもしれません、

そういう意味では病気を教えてくれた妊娠、出産に感謝しています。


たしかに、病気は妊娠生活に影を落としました。

でも、そのおかげで産後、生活に気を付けたり

お手当ができるようになったり、

自炊するようにもなったし、

7年経って、いろんな思いを経験して、

漢方の主治医が言った言葉も

産科の先生の行動も、

正しかったなと思います。


続きはまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?