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clusterワールド制作記録【電脳都市ラニアネスト】

「連合タイムライン構築完了。応答インスタンス数11243874件。」

どうも、カティアです。久々のハロウィンワールドです。フルムーンフォレストはカボチャ発射祭りではという説もありますが🎃


◆秋の夜の隠れ家

カボチャのランプで照らされたテーブルには豪華な食事が。

今回は家具周りはなるべく既存アセットを使用する方針にしました。テーマにもよりますが何もかも自作することでコストをむやみに上げるのを避ける為です。

チョコフォンデュと同じ方法でcluster用にギミックを改造。

ずいぶん昔に買ったチーズフォンデュアセット(販売終了、現在はVRCのUDON対応型が販売中)、ついに使う機会が来ました。

案の一つ「墓場」。料理アセットとの擦り合わせがうまくいかず没に。

当初はハコごと既存アセットを使う予定でしたが、うまくいかないのでいくつか試作して現在の地下室型に辿り着きました。

◆狭そうで、狭くない部屋

10m×20m×5m、旧工房とほぼ同じ規模。

ラニアネストの天井は5m。決して低くはない筈ですが、暗い上に中央のオブジェが天井近くまで伸びているせいか圧迫感があります。
地下室というと天井が低いイメージがありますが、雰囲気のためにアバターが貫通したり狭くて動き辛いと本末転倒なので。
結果として豆腐に収束するのは面白みに欠ける気もしますが、今回はハコを外注するつもりで始めたのでよしとします。

◆BGM

パンプキンシードとはブルーギルの仲間。ハロウィンも6回目となると中々見慣れない生き物が出てきます。






「レリック・ラニア。戦闘用の人工電子生物だ。」
「人工電子生物?そんなもの聞いたことないぞ!?」
「カヴンチェインには"そういうの"があるんだよ!」

◆世界観の狭間の地

2020年に制作したワールド「FullMoonForest」

ここからはちょっと深い話。

■第一世代電脳都市と第二世代電脳都市

まず、最初に話しておきたいのは、clusterで公開している電脳都市シリーズには二種類あるということ。

2020年に制作した「CyberChristmas」

アルファベット表記になっているのは第一世代電脳都市、2018~2021年に連載していた世界観小説「LegacyOceanReport」を基盤にしています。

2022年に制作した「電脳都市トロットミュージアム」

一方ネオンアルゴノーツ以降の、ワールド名に「電脳都市」と銘打たれているものは、母体サークルが今も制作中の「サンドボイジャー」という別の世界観を元にしたもので、便宜的に第二世代電脳都市と呼んでいます。
今回のラニアネストもこちらに属します。

カヴンチェインの女子正装は魔女。流石にルンバで飛んだりはしない…筈

今回初めてワールドモチーフに起用したカヴンチェイン(現代魔術都市連合)はLegacyOceanReportに登場する組織なのですが、サンドボイジャーにも形を変えて登場させる案が出ていました。今回の起用で案が確定になった…かもしれない。

■"巣"の住人達

壁や棚に並んだクリーチャー達。

家具や出来ればハコも既存品に頼りたかった理由。それはこのワールドが空想生物創作の展示場としての性格を持っているからです。箱型の部屋には額縁や棚が並びますが、それは"巣"の住人たちのスペースが必要だったことによります。

クリーチャー達。よく見ると21年のお正月ワールドにいた海丑の姿まで。

もっと本格的にいくなら、クリーチャー毎に解説パネルなどが付いたバーチャルサファリなワールドもよかったのかもしれません。ただ実際問題、肝心の空想生物企画が方向性に迷っていて十分な数さえ揃わない現状。
"巣"から出てくるのは、まだまだ先になりそうです。

左に見えるのはパンデロン、甘い匂いのするウサギか生きているカステラかで右往左往…。

結果的に、普段あまり表に出ないものが跳梁跋扈する空間となりましたが、それもまたハロウィンらしさなのかもしれません。料理も色々並べたので感謝祭っぽくなった気もします。

涼しくなって秋本番、楽しんでいきましょう。