英国トラッドフォークに感じる郷愁
Bibioの新譜が素晴らしく良い。音楽を聴いて泣くことはないが、これはうっかりしていると泣きそうになる。1曲めの『Sleep On The Wing』からかなりヤバい。まだ見ぬ異国の田園に連れて行かれるようだ。この2020年のささくれ立った心にスッと入りすぎる。
曲調は英国のトラッドなフォークである。生まれてこのかた日本にしか住んだことなない僕には縁もゆかりもないメロディのはずだ。なのにこんなにも郷愁を感じ、感情を揺さぶられる。不思議だ。幼少の頃かな見てきたアニメやTV、読んだ本などなど、色々な外部要因はある。しかし、こういった感覚は人間の根源的な何かを揺さぶっていると信じたい気持ちもある。神話的であり、儀式的であり、とにかくどこか神聖な感じがする。
ブリティッシュフォークといえばMellow Candleも神聖な感じがする。ブリティッシュフォーク三種の神器の1バンドである。(先輩からの受け売り)
最近でいうとCosmo Sheldrakeなんかもなんかすごい。ブリティッシュフォークをベースに新しい取り組みを行なっている。
そういえば旧ソ連は、曲を聴いて人が感じるイメージみたいなものを科学的に整理をしようとしていたらしい。(音楽以外の絵画等の芸術先品に対してこのような取り組みが行われていたらしい)所謂ロシア構成主義というやつだ。
あまり詳しくないが、僕がBibioに感じるこのノスタルジックな思いの根源は知りたい。
今日の一曲
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