Weekly Pick UP! 2021/6/3
1. China reports human case of H10N3 bird flu, a possible first
中国でH10N3型鳥インフルエンザのヒト感染が報告されました。中国当局は、この型のヒトへの感染が確認されたのは初めてと警告を発する一方、大規模な感染拡大の可能性は低いとしています。
新型コロナウィルスの状況とは異なり、鳥インフルエンザについてはヒトへの感染を監視する世界的な監視システムがあります。しかし、2013 年から 2017 年の間に、H7N9 と呼ばれる別の鳥インフルエンザが中国で 1,500 人以上に感染した事例もあり、厳重な監視が必要であることに間違いはありません。
出典:AP通信 Link
2. アフリカ17カ国の技術競争力
Financial Times が調査会社 Briter Bridges と協力してまとめた、アフリカの17ケ国の技術競争力についてまとめたレポートが公開されています。
→Link
対象国の選択の基準は、50以上のスタートアップ企業があること、2019 年- 2020 年に $500,000 相当以上の投資実績があること、 9 か所以上のテックハブがあることです。また、評価の軸は以下の5つです:
economic potential, business friendliness, human capital and lifestyle, cost-effectiveness, connectivity
南アフリカはbusiness friendlinessの評価が高く、総合的にも1位となっています。2位のケニアは、コーディングスクールの数が最も多く、アフリカのフィンテック分野を牽引しています。ナイジェリアは、スタートアップ企業の数が750社以上と最も多いものの、政府の厳しい政策に加え、インターネット速度といったインフラ面での問題が指摘され順位が低くなっています。
出典:Quartz Link
3. Electrochemical Device Detects SARS‑CoV‑2 Spike Protein in 1 Second
フロリダ大学と台湾の国立交通大学の研究者は、唾液サンプル中の SARS‑CoV‑2 スパイクタンパク質を 1 秒以内に検出できるマイクロ流体デバイスを開発しました。
このデバイスは、血糖計のセンサーと類似しており、検体を取り込む流路と、ウイルスのスパイクタンパク質に対する抗体が塗布された金電極で構成されています。タンパク質が電極に結合すると、電極を流れる電荷が変化し、陽性判定結果を出力します。
出典:MedGadget Link
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