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老人とデジタルの壁

前回書いた記事は、13年前の老人向けパソコンスクールの思い出でしたので、まだスマホが普及する前のこと。

私が担当した生徒さんたちは、自ら進んで自分の生活にあまり必要じゃないパソコンを学ぼうとわざわざいらしていたので、ちょっと意識が高い方だったんですよね。同世代のお友達に「若いね!」とか「すごいね!」って一目置かれたいっていう方も多かった気がします。

最近は、スマホの普及で、パソコンよりもっと身近になったデジタルワールド。「若いね!」「すごいね!」の自己満足のためではなく、息子・娘・孫との連絡に必須のものになってしまった。
無料通話が可能なLINEも、家族との連絡のためには必要だし、孫の写真も残したいし、見たい時に見たいし、欲を言ったら加工したい。。。

町の小さなパソコン教室の前を通ると「スマホマスターコース!」「LINEの使い方丸わかり!」と大きくうたっているところが目につきます。
はたまたスーパーのレジまわりの雑誌コーナーも、「できる!LINE!」「これから始めるTwitter」など、気になるピンポイントのムックをレジ待ち中に手に取るご年配の方が見られます。

今ご年配の方は心底デジタルと近しくなりたいのです。それだけ日常にデジタルがしれっと入り込んでいるのですね。


ですが、じゃあ、若い層が「デジタルネイティブ」との言葉通り、デジタルにめっぽう強いかと言うと、スマホは強くてもパソコンが使えない人とか普通に多いんですよね。

もしかして、パソコンってすごく特殊な機器なのかなって思ってしまいます。

今、普通にオフィスでパソコンが使われてますが、近いうちに違うデバイスに置き換わる可能性もありますよね。
それこそ、レストランやカラオケ屋さんで普及しているタブレットとか。

う~ん、これからどうなっていくのか、そろそろ老人サイドに入るお年頃ですが、わくわくしながら見届けたいと思います!


デジタルデバイド関連の記事。「老人とIT]を書かせていただくきっかけになりました。ありがとうございます。




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