アーリントンカップ 2019 レース回顧・結果

アーリントンカップ2019のレース回顧・結果

阪神芝外1600m良
1:34.2 47.4-46.8 M
12.4 - 11.2 - 11.4 - 12.4 - 12.4 - 11.5 - 11.0 - 11.9

展開分析・総評

 う~ん…阪神は多分騎手も馬場を相当読みづらい状況というか…中弛みがかなり起こっていて、そこから最速で11.0と平均としてはかなり速いラップを踏んでいる。平均ペースでもいろいろなパターンがあって、ラップの偏差の大きい競馬は時計が出にくくなる。このレースが典型的なそれで、平均ペースではあるが中盤が極端に緩んでいるので走破時計はこれでも遅い。ちなみにだが前半3F-中盤2F-後半3Fでハロン平均を出すと11.67-12.40-11.47となるからいかに中盤が緩んでいるかがわかりやすいと思う。

 これは個人的な見立てではあるのだが、実際に淡々と刻んでいたら余裕で33秒台半ばぐらいは出ていたと思うし、実際上位勢はほぼ上がり33秒台で入ってきての接戦で上位が8着まで時計差0.2の範囲なので直線勝負で結構な馬が脚を温存できていたとなる。土曜を途中まで見て見誤っていたのかな?と思ったんだけど、やっぱりかなり軽い馬場だったはず。もしくはこの世代が全体的に春になって急成長を遂げたか。どちらが現実的かといわれると馬場だと思うんだよなあ。展開分析としては中弛みが顕著になったので機動力のある先行馬と、中弛みで取りついて前半楽に進められた差し馬の台頭という感じ。ヴァンドギャルド・ヴァルディゼールは中弛みに巻き込まれた形だとみて良いと思う。

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