最強のカスハラ対策はあなたの真面目さを今すぐに捨てること その2

前回の記事の続きです。

ハラスメントの根源は増幅されすぎた敵意

彼らの行動の源に「悪意」はありませんが、他人に対する強烈な敵意を持っているのが特徴です。
まあ、それを一般的には悪意と呼ぶのですが・・・

相手と敵対する行動を好んで選択する、その根っこには何があるのか。
真面目さです。

逆じゃないの?と思うかもしれませんが、不真面目な人は喧嘩しません。
なぜなら他人を攻撃するためのエネルギーを貯めるほど努力家ではないからです。

ハラスメントをする人は総じてマジメです。
マジメ過ぎて他人を許せない。自分と違う他人を放置できない。
違う行動をする他人を流せないのです。

自分だけが必ず正しいと盲信すること。
それはいつか必ず強烈な敵意に繋がります。

「オレは正しい、だから相手を攻撃する権利がある」
「悪いのは向こうだから当然だ」
必ずそうなります。

こっちは正しいけど、間違っている人とも仲良くしようかな🎵
正しさを追求した場合、こんな感覚には絶対になりません。

「正しいのはこっちだろう」
「ワタシ、間違った事言ってますか?」
パワハラ人間の常套句ですが、確かに間違ってはいませんよ。
ただ、あまりにも言動が高圧的だから、こちらも対処できない。
正しいか正しくないのかではなく、その態度が問題なのですが、それを指摘しても意味はない。

ヒグマ理論でいきなり殴りかかってくるわけだから、当然普通の人間には対処もできるはずがない。死んだふりも、撃退スプレーも効かない。人間だから猟友会に依頼もできない。

あまりにも他人に対する敵意が強すぎる、そして失うモノもない。
いわゆる無敵の人。

幼い頃何があったかは知らん。社会で相当辛い目にあったのかもしれん。

でもそれは他人を攻撃していい理由にはならない。
程度の差はあっても、それは全人類同じ。みんな辛い思いをしています。

されて嫌だったことを他人にしないようになれるのが、人間の醍醐味なんだけどね。
でも、その回路が醸成されてない人にはそんな理屈は通用しない。

はたから見ていると、他人を攻撃する姿は途轍もなく醜い。
しかし、それを正しい行為だと信じている人を説得する術はない。

ヒグマ問題と同様、逃げるか対象がいなくなるかでしか解決できない。
効果的な解決法がほとんど存在しない厄介な問題なのです。

その3へ続く


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