イージーモードを選択するのは恥ずかしいことではないよ

2週間くらい前にWii本体を買いました。
2006年に発売された二世代前の据え置き型ゲーム機ですが、古さは全く感じず楽しくプレイしています。もうすでに元は取ったでしょう。

今のところ買ったソフトは、
・マリオカートWii
・ドンキーコングリターンズ
・Newスーパーマリオブラザーズ

この3本のプレイ時間の割合は
マリオカート97%
ドンキーコング1%
NEWマリオ2%
こんな感じでしょうか。

圧倒的にマリオカートをプレイしています。
僕はマリオカートが好きだったんですね。本能は正直です。

■3分ごとに毎回精魂尽き果てるおじさん
マリオカートは1周1分前後かかるコースを3周してタイム、順位を競うゲーム。
約3分で1ゲーム楽しめる。これくらいがちょうどいいんですよね。

グランプリモードだと3周3分のレースを4コース、トータルで12分くらい。
絶妙のバランスだなと思います。
グランプリモードを2、3回やるとけっこう疲れていて、マリオカートといえども何時間もプレイはできませんね。連続プレイの限界は1時間くらいでしょうか。
公道は往復4時間走ってもそんなに疲れませんが、やはり猛スピードで敵と争いながら走るレースは肉体的にも消耗するのでしょう。

ドンキーコングリターンズを初めてやった時、その難易度の高さに驚きました。操作に慣れてないというのもありますが、1面からあの難しさ。スーパーファミコン版は1から3までクリアしていますが、全クリする自信は正直ありません。

NEWマリオはドンキーほど難しくはありませんが、1面のボスを倒すのに何回もコンティニューをするほど。マリオワールド独特の穏やかな雰囲気が漂ってますが決して簡単なゲームではありません。

やっていて感じるのですが、反応が鈍いんです。
コントローラーではなくて、自分自身が。

アムロ・レイは自分の要求に反応しないガンダムをチューンナップするようメカニックに指示を出します。それと全く逆のことが起きています。
Wiiとマリオが要求する最低限の動きにすらついてこれていない。

クリボーの単純な動きですらかわせない自分。
ジャンプのタイミングをつかめずに壁に押しつぶされてしまう自分。

サッカー選手は自分のイメージ通りに体が動かない時、引退を決意するといいますが、これはとっくに引退してもいいレベル。
衰えたなと思いますね。
イージーモードを選択するというのがかつては屈辱でしたが、今は当たり前の選択肢になっています。

■アクションゲームの達人、それはいつだって小学生
難易度が異常に高いと言われているファミコンディスクシステムで発売されたスーパーマリオブラザーズ2。何日かけたかわかりませんが、クリアしましたよ。小学5年か6年の頃だったと思います。
悪魔城ドラキュラの最恐のボス死神も倒しました。あの鎌の怒涛の連続攻撃をかわせるだけの反射神経がそこにはあった。

ファミコンを買った直後は、朝の5時に起きて学校に行く前にやってました。
面白くも何もないあのベースボールをですよ。
ファミスタですらない、あのドットが動くだけのベースボール。あんなものに熱中できた。情熱だけがそこにあった。

プレイヤーとしての全盛期は間違いなくあの頃でしょう。
情熱が違うから、当然上達も早い。

そういえば高校の頃、9歳下の弟とスト2で対戦しましたが、昇竜拳の発動率が圧倒的に弟の方が高いんですよ。当時小学校低学年の弟に全く勝てませんでした。

子供はゲームがめちゃくちゃ上手い、上達も飲み込みも早い。
そしておっさんはゲームが下手、上達も遅い。
しかも長時間プレイする情熱もない。痛感しましたね。

面白そうだなと思ってソフトを購入しても体がついてこない。
反応が鈍くなっていることよりも、1つのステージをクリアするために30分も同じステージをやり続ける集中力がないんですよ。
だから3分で完結するマリオカートばかりやってしまうのでしょう。

上手な人の実況プレイがあれだけ流行るのも納得です。
おっさんは見ているのが楽しいのです。自分ではクリアできないのですから。

■MPは十分残っているがルーラを唱える気力がない
スマホ版ドラクエ8まだクリアできてないので少しだけ進めましたが、やはりワンプレイが長いと感じてしまいますね。

今回はアルゴリザード討伐のイベントだったのですが、ドラゴンをおびき出すためにジョロの味を運んで行って投げる場所がわからないのです。
ドラゴンが小川の向こう側に眠っているのですが、そこまで行けない、投げても小川を超えない。結局手前の丸太の上に落とすように投げると解決するのですがそれがわからず何度も繰り返しました。30分は右往左往していましたね。その時間でマリオカート何回できたか。

ドラクエは1つのイベントをこなすのに最低でも一時間はかかってしまう。気力、体力が充実している時でないとできません。いつでもセーブできる中断セーブが本当にありがたい。リレミト&ルーラを使って、教会まで戻るのがしんどいのです。

気がついたら星ドラをやっているのですが、やはりスマホゲームはよく考えられています。隙間時間でプレイするための配慮もあって、ワンプレイが3分前後で終わるようになっています。たくさんやりたい人はそれを繰り返せばいい。
難易度が高いステージは時間がかかりますが、それは集中力、気力が充実している時だけやればいいようになっています。
強い敵に挑む神様チャレンジというのがあるのですが、一回戦うと身も心もボロボロになります。あれを毎日繰り返せる人、本当にすごい。
僕はチャレンジせずに弱い敵とばかり戦っています。

スマホ向けのマリオ、マリオランも同じ。
10秒前後で終了するステージを10回繰り返すリミックス10というモードが後から追加されました。一瞬だけ集中すればいいので、やりやすいです。
豚肉でいうと細切れですね。食べやすい細切れをたくさん食べるか、少しだけ食べるか選ぶ時代なのでしょう。
食べるのに苦労するブロック肉にかぶりつく獰猛なユーザーは確実に減っています。自分のことを振り返っただけですらそう思います。気がつくと細切れを求めてますから。

自分はライトユーザーでありイージーモーダーである。
これを肝に命じて、今後は購入するソフトを選ぼうと思います。

この夏に発売が予定されているマリオカートの新作。
初のスマホ版マリオカート、「マリオカートツアー」。

間違いなく大ヒットするでしょう。ニンテンドーはガチャの要素を入れてこないと信じています。買い切りの場合、1800円くらいが妥当な値段ではないでしょうか。
最高の隙間時間のための投資としてはこれくらいがちょうどいいと思います。
今から楽しみです。

ありがとうございます。有意義なことに使います。