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ハモネプに関する戯言

どうも、蜥蜴屋しげでございます。

こうやって記事を上げるのも久々。ただ単に書きたいと思っていたことを一通り書き終わってしまったというのもありますが、第2子が産まれて中々に忙しい日々を送っておりました。

まぁ、私の記事なんて追っかけて読んでる人はいないだろうから誰も困らないんですけどね(笑)

さて、先日放送されておりましたハモネプリーグ2021夏ですが、皆さんご覧になりました?私は時間の都合上リアルタイムで見ることができませんでしたが、録画という文明の利器を得たことで無事に見ました。2回ほど(笑)

私、実はハモネプというものをしっかりと認識したのは大学生になってからでした。入部理由もハモネプ関係なく、知り合いの先輩が居たからアカペラサークルに入った、割とテキトーな人だったのです。しかし4年も続ければ無事にアカペラの魅力に取りつかれてしまいまして、今は元気にアカペラ―兼ビートボクサーをしています。

さてさて今回のハモネプですが、グループ一つずつコメントしていっても良いかなと思いつつも、そんなに書くのがめんどいので、ピックアップをいくつかと全体を通した後の感想を書きますね。


まず、エイトローは残念でしたね。前回冬のリーグでは準優勝まで行きましたが、今回は惜しくも3位(違ったらごめん)でしたね。

エイトローの強みは、何と言っても構成力かなと。前回の紅蓮華でシビれました。今回も何かしらやらかしてくれちゃってくれますかと期待したのですが、予選ではぱっと見で良い感じに仕上げたのに対して、決勝の曲は素人目で申し訳ないのですが、ちょっとパンチが足りなかったかなと。

端々に、お!いいねぇ!!って思うアレンジや持っていき方も多かったのですが、紅蓮華ほどのパンチがなかったのは残念です。最初のベルトーンから崩れたのもかなりマイナスになったかもしれません。

次にワルツのところは、凄いですね(小並感)。今回は準優勝となりましたが、きれいに纏まっている感がダントツでありました。

ワルツと割と上品な形でしたが、4拍子のモノを3拍子に落とし込み、更にアレンジを加えることで聴きごたえ抜群の仕上がりに思います。決勝の出だしでリードが2回崩れましたが、それを1回で抑えられれば逆に良い感じのアレンジになってプラスの評価になったかもしれませんね。

そしてなによりブラックムーン。優勝おめでとうございます。

ぞれぞれのメンバーのステータスを合算したら、全グループの中で一番数値が高い!って感じ(ゲーム脳)なグループですね。

予選でのボイパ(Kohey氏)のグルーヴが合ってない感じと無理に細かく刻んで変な浮き方しているなと思っていましたが、決勝では全体への馴染んでおり安心して聴けました。あのホロークロップの連打はホントに意味が分からない(誉め言葉)。

最後にとら氏がリードを持って行ったのが、構成的に美味しかったですね。歌う前のコメントでナルシストになるぜ★の発言が最後に視聴者側に理解することで、ここかぁってスッキリ感があって上手いことやったなと素直に思いました。最後のボイパのタングロールは上手い使い方でしたね。途中で入ったボイパのフィルインの連打も予選ほど浮くこともなくカッコよく決まったように思いました。


さてさて、全体というかハモネプについての感想に入っていきますね。

一時期は開催されることもなかったハモネプですが、ここ数年は定期的な開催があって1アカペラファンとしてはうれしく思います。

そして審査員も誰!とは特に言及していませんが、専門家が採点しているというところは割と信用できるかなと思います。決勝は何故か芸能人(観客?)側も採点するというのは、微妙とは思いつつも一般人(特に音楽に精通していない)感覚も必要、もしくは番組としては芸能人も巻き込まないと成り立たないといった具合に納得も行きます。

アカペラと言うと、ヴォーカル(リード)、コーラス、ベース、ボイパと4つに分けられますが、やはりそれぞれに求められるものは違いますよね。

恥ずかしながらリードとコーラスに関してはあまり経験がなく、歌を聴くときもボイパとベースを中心に聴いてしまいがちな人の視点で失礼します。

まずボイパですが、ブラックムーンのKohey氏もエイトローのJay氏もそれぞれビートボクサーとして名が知られており、日本のアカペラ界もボイパというよりはヒューマンビートボクサー的な音が求められているのかなと思います。

今でも時々議論があることがありますが、(ボイパとビートボックスって何が違うの?というもの)割愛します(笑)

過去のハモネプはそこまで詳しくないですが、今のハモネプではリズムキープ+多少のフィルインのみのグループのボイパは勝ち上がりにくいかと思います。

というより、日々あらゆるビートボックスの技が開発されているのだからせっかくなんだしアカペラに積極的に取り入れて行こうよ。と外野ながら思ったりもします。

また、サイレンやシンセサイザー、トランペットの音はコーラス隊で取り入れても良いように思います。声のみのすばらしさは確かに必要ですが、味付け程度に雰囲気を変えるという意味では大事かと思います。

次にベースです。ハモネプでのMIXの問題だとは思いますが、ベースの音が小さい(血涙)。私ベース大好きなんです。けど、HIKAKIN氏がベース低いねぇとかコメントされてもTVじゃあ聴こえない悲しみ。

そこで解決というほどでもないですが、技があります。エイトローのベースの人がこっそりしてましたが、リップベースです。しかもただのリップベースじゃあないんです。Sh0h氏のリップベースです。やり方は割愛します。

あれがあるだけでベースの目立ち方が変わります。音程も比較的変えやすいです(変えやすいとは言ってない)。他にもインワードリップベースというのもあります。前々回のハイスクールバンバンでやってました。あれで音程取るのは割とテクニック必要です。

まあ何にしてもベースは聴こえなきゃ意味がない。誰かサブハーモニクス使って五線譜突き破るようなベースやってくれないかなぁと淡い期待を持ちながら次回もハモネプ楽しみにしています。

リードとコーラスは割愛します。ぶっちゃけ分からんという。。。


さて、ハモネプ聴いてていつも思うことがありまして、ハモネプって陸上競技で言うところの短距離走だなと。

持ち時間120秒くらいでしたっけ?大体の曲って3-5分じゃないですか(サンホラ等は考えないものとする)。それを1分以上削るって結構大変なんですよ。その中に起承転結やこれだ!と言えるアレンジを入れる。んでリード等各パートの魅力をぶち込む。そんなん無理でしょと。けど制限があるので削って足して削って足して時間内に収める。そんなこんなで、短距離走してるなと思ってます。

アカペラの魅力って色々なんですよ。みんながみんなあんなにアレンジ盛り盛りで曲出してたら食傷気味になりますよ。ロングトーンばっかでもいいんですよ。けどハモネプは制限があるから仕方ないんですよ。ハモネプだから短距離走なんです。

まぁそんなこんな理由だからアカペラって忙しいでしょ?なんか難しそうとか思わずに色々聴いてほしいな(願望)とも思ったりします。

なんの話してましたっけ?まぁ、そんな具合でハモネプ次回も楽しみですね。以上です。

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