生い立ち〜好奇心と努力と敷かれたレールと〜
おはようございます。きゃたです。
昨日までおよそ1週間にわたって僕の生い立ちについてお話しさせて頂いたので、その記事をちゃんとまとめておこうと思います。
すでに読んでいただいた方、まだ読んでいない方全ての方に読んでいただけると嬉しいです。
好奇心に溢れた幼少期
僕は三重の田舎で、父親は地方公務員、母親は専業主婦という絵に描いたような中流家庭に生まれました。
どれくらい田舎かと言うと
・電車は一時間に一本
・最寄りの本屋まで車で15分
・栗と銀杏とつくしは買うものではなくて拾ってくるもの
と言った感じです。山で育った野生児です。
山から転がり落ちて遊んでたとか、沼にハマってピカチュウの帽子を泥だらけにしてたとか、今でも親にイジられます。
#帽子より先に体が泥だらけやろ
後はハイハイしかできない頃に気づいたら家の2階に上がっていて、しかも気づいたら1階に降りてきていて親を驚かせたそうです。
面白そうだと思う方向に勝手に進んで周りをちょっとヒヤヒヤさせる幼少期だったみたいです。
僕自身の
面白そうな方向に進みたい
好奇心旺盛
といった性格は3歳の頃には既に形成されていたのかなぁと思います。
三つ子の魂百までとはよく言ったものですね。
#今でもちょっとだけ沼にハマって遊びたい
こんな感じで幼少期の僕は、面白い方向に進んで周りを少し心配させるタイプでした。
今思うとこの頃が一番人生が楽しかったのかなとか思ったり、、、
レールに従って京大へ
まず初めに僕の経歴からお話しさせていただきますと、
小学校 : 地元の公立校に通う
中学校 : 地元の公立校に通う
高校 : 地元ではそこそこの進学校へ進学
大学 : 京都大学へ入学後、京都大学大学院に進
はい、京大行ってました。笑
肩書だけを見ればなかなかのものは持ってると思う。
#自慢かよ
でも決して自慢したいからこんな話をしたわけではないんです。
ここで言いたいのは『誰よりも敷かれたレールの上を歩いてきた』ということです。
僕の家族は祖父母と両親、子ども2人の6人家族でした。
全員がいい人だったのですが、「いい子でありなさい」と言う圧力をめちゃくちゃ感じてた。
しかも本気で僕のことを思ってくれてるのはわかってたし、理にかなっていた。
だからこそ反抗はできなかったけど、どんどん人目(家族の目)を気にして真面目なこと以外できなくなっていった。
この辺りから段々、人として正しいことに対して努力するべきだというレールに乗っていった。
小学校4年生の頃には既に「自分の存在に意味なんてないんじゃないか?自分1人いなくなっても世界は何も変わらないんじゃないか?」なんて考えていた。
#本当にいなくなりたかったわけじゃないよ
中学に入ってからはほとんど部活と勉強しかしていない。
その2つを頑張ることが人間として正解であるというレールに乗っていたから。
遊んで帰ると怒られるとかではないが、確実に親の機嫌が悪くなってるのは伝わった。
繊細な僕は怒られてもないのにさらに縮こまってレールに戻っていった。
正直遊びまくってた友達がめちゃくちゃ羨ましかった。
行動原理がいつの間にか「好奇心」から「義務感」や「正義感」に変わっていた。
レールに従って京大へ 後編
部活と勉強を頑張るべきというレールに乗っていた僕は頑張った。
#自分で言う奴
中学と高校では自由な時間の9割以上をそのどちらかに振っていた。
レールに従うのも悪いことばかりではない。おかげで京大に入ることができた。
そして僕は大学入学後もレールに従った結果、サークルではなくガチガチの体育会の部活に入った。
真面目に努力しない自分を受け入れることができなかった。
ただし義務感と正義感で頑張ってるやつが向上心やワクワクで頑張ってるやつに勝てるわけがない。
そして当然結果は出せなかった。
体育会は結果を出すことを目的としている集団であるため、自分の存在意義を失っていた。
自分で自分を責めまくっていた。
体育会に4年も所属しておきながら、結果が出た時の高揚感を1度も味わうことができなかった。
人生で一番辛い4年間だった。
#それでも優しく受け入れてくれた部活の仲間には感謝しかないです
日本の大学では勉強は正義ではない。そして部活も何も残せずに終わった。
乗っていたレールが段々ぼやけてきた。
京都大学?狂徒大学?
京都大学と言われてどんなイメージがあるでしょうか?
「まじめそう」とか「固そう」とかよく言われるのですが、全然そんなことない。
変人の数や質で言えば京大が圧倒的に日本一だと思う。
調べてみたら、戦前から「秀才養成所東大。変人養成所京大」なんて呼ばれてたらしい。
授業を受けるスパイダーマン。
テレビに出まくるクジャク同好会。
道端にコタツを出してくつろぐ学生。
そして5年前の学園祭のテーマは
「ぽきたw 魔剤ンゴ!? ありえん良さみが深いw 京大からのNFで優勝せえへん? そり!そりすぎてソリになったw や、漏れのモタクと化したことのNASAそりでわ、無限に練りをしまつ ぽやしみ~」
である。
#これが大学の公式サイトに載ってるって面白くない?笑
変人エピソードを語り出したらキリがない。
なんせエピソードは毎年増えていく。
ただ、もちろん学生全員が変なことばかりやっているわけではない。
9割の学生は普通の大学生である。
でも残りの1割が変なことをするのを残りの9割が止めるどころか楽しみにしている。
京大のいいところは『何かやりたいことがあれば大概のことは受け入れられる』ことだと思う。
自由の学風である。
これだけめちゃくちゃなことでさえ受け入れられるのだから、学問を頑張る人も当然受け入れられる。
高校までは勉強はテストのためとか受験のためにするものであった。
しかし大学で、『面白いから』とか『知りたいから』という理由で自主的に勉強をしている人種に初めて出会った。
これは僕にとって衝撃であり、めちゃくちゃその人たちが輝いて見えた。
そういった人たちとの出会いを受けて、僕も面白いと思ったことに対して自主的に頑張り始めた。
『好奇心』で動いていた幼少期と『努力』の中学高校時代が同じ方向を向き始めた。
ワクワクすることを頑張りたい
親のレールに従って『義務感』と『正義感』で頑張っていた自分が、大学の友人の影響で段々と『好奇心』や『ワクワク』で頑張るようになってきました。
就活の時は給料とか福利厚生とかそっちのけで『面白そうかどうか』の1点で会社探しをしていました。
そして出会った会社の一つで現在働かせてもらってるのですが、めちゃくちゃ恵まれてるんですよ。
多分同世代の社会人の中でトップクラスに恵まれている。
1年目から自分がやりたいことを自由にやらせてもらえるどころか、
上司は「もっと大きいことやりたくない?」とそそのかせてくる始末。
『好奇心』や『ワクワク』を感じたい僕にとっては最高の環境です。
当然努力はしてます。
一般的な同世代と比べると努力量で負ける気はしない。
でもそのおかげで
「今の仕事は楽しいですか?」
と聞かれたら
「楽しいです!」
って答えます。
入社から1年はとにかく自分が面白いことをしたい!と突っ走ってきた。
でも段々と視線が自分から世の中に移っていきました。
世の中には仕事を楽しめていない人がたくさんいます。
#品川駅の広告が炎上してましたね
個人的には仕事は適当にこなして、プライベートを充実させる生き方も素晴らしいと思う。
#ちょっとそう言う人生も憧れる
でも仕事もプライベートも楽しめてない人もたくさんいる。
仕事は面白くなくてもいいけど、人生は面白い方がいいよね、と本気で思っている。
自分のためから人のために
突然ですが、僕は仕事や趣味で目標に向かって頑張っている人、前向きな人、行動を起こしている人が大好きです。
ワクワクしている人と話していたらこっちまでワクワクした気持ちになりません?
だからみんな何かしら頑張って行動したらもっと人生楽しくなりそうなのになーって思っていました。
でもある日ふと「『頑張れる』ってただ恵まれているだけなんじゃないか?」と思いました。
頑張れる人が1の努力をするの必要は労力を1とした時に、他の人も同じ努力を1の労力でできるかというとそうではない。
普段頑張っていない人が急に頑張るのはめちゃくちゃハードルが高い。
ただただ恵まれているだけの人が「もっと頑張った方がいいよ」なんて言っていいわけがない。
そんな風に考えるようになってきました。
それまでは自分がとにかく面白いことをやれたらいいと思っていたのですが、この辺りから段々と意識が変わっていきました。
みんなが頑張って、ワクワクしている世の中になってほしい。
そうするためにはどうしたらいいんだろう?
それで思いついたのが
「努力や行動のハードルを下げる仕組みを作る」
ということでした。
みんな現状に不満を持っていて、なんとかしたいと思ってる。
でもその過程のハードルが高すぎるから行動できない。
じゃあそのハードルを下げてあげたい。
主役はあくまで本人で、僕は影の存在でいい。
化学反応の触媒みたいな存在になりたい。
#だからきゃた(触媒: catalyst)という名前にしました
その第一弾として今は旅行のアプリ作成に取り組んでいます。
みんな旅行に行きたい!とはいうけどなかなか行動には移さない。
だったらそのハードルを下げてあげたい。
しばらくは旅行のアプリ作成を頑張る予定ですが、今後はさまざまな分野で触媒になれるように頑張っていきたいと思います。
とても長い自己紹介にお付き合いいただきありがとうございました。
明日からは日常からまじめな話までいろんなことについて書いていこうと思います。
それでは良い一日を。
きゃた
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