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恩師へ
2〜3歳頃から絵を描き始めて、それからずっと。絵を描く事から逃れられない私の人生。
人生で絵を辞めていたのは1〜2年間。その間は交通事故、原因不明の内臓出血、腫瘍ができて手術…恩師が私を探して突然職場まで来て『君は描く事を辞めてはイケナイ‼︎』と叫んだ出来事で復帰した。
恩師は私に『君は絵を描かなければ、自分の中のエネルギーで自分を攻撃してしまうんだよ。死んでしまう。』そう言った。私は何故か酷く納得してしまったんだ。それから約3年程して恩師はこの世を去った。後から聞いた話だが恩師は色々な人に聞き回って私を探していたらしい。
だけどオリジナルの絵で個展を開いても食べて行ける訳でも無く、それから全く違う職種のアニメーターになって絵でご飯を食べられるようになった時、私のオリジナル性を認めてくれた恩師は他人の絵を描いている今の私を見てなんて言うだろう…と常に頭によぎった。
技術料が安くスケジュールがタイトで代わりは幾らでも居るアニメ業界。食べていく為に当時の私の休みは3ヶ月間で2日間だけだった。そんな生活を数年続けたら案の定倒れて身体を壊し、リハビリの為に漫画を描き始めて最近は前より楽しくなってきた。だけど時々思う。私が描いた漫画は何か意味があるのだろうか…漫画家でも無いのに、タダで漫画が読める時代で
地位も名誉も無いタダの絵描き。対して上手くも無いタダの絵描き。唯一無二になりたくて。
恩師の言葉を胸にいつも抱えてる。貴方は今の私を見て何て助言をくれますか。出てきて教えて
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こんな暗い内容の話を最後まで読んでくれた方に感謝を。ただの世迷言…そんな日もたまにはあるよね。
サポートして頂いたお金は全て腎臓と心臓の悪い猫達の医療費に使わせて頂きます。本当に助かります。ありがとうございます!