![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120241794/rectangle_large_type_2_f7c7e53aa61ef7a8613aa3edc891fb22.jpeg?width=800)
中国四川省の鉄道「芭石鉄路」②
机務段(機関区)見学
「机務段(機関区)」の仕事風景を見学させてもらうことになった。
![「非工作人員禁止入場」と書かれた看板の向こうへと、赤いヘルメットをつけた三人の見学者が入っていく](https://assets.st-note.com/img/1698153721457-QMhvo2KEHd.jpg?width=800)
汚れる仕事はかっこいい!
![机務段へと入ってくる機関車](https://assets.st-note.com/img/1698153768257-FpcYz3aZhS.jpg?width=800)
昔から、こういう機械油にまみれた作業場が大好きだった。
理由はわからないが、真っ黒になるまで働いている無機物に、不思議な愛情を覚えるのだ。もちろん、そこで働く人たちに対しても、深い尊敬の念がわきあがってくる。
汚れること=かっこいいこと!
そんな公式が、私のなかにはずっとある。
![机務段へと入ってくる機関車と、それを見守るほうきをもった男性](https://assets.st-note.com/img/1698153832894-U6wbnnvTss.jpg?width=800)
整備室の内部
![机務段へと入っていく機関車](https://assets.st-note.com/img/1698153783837-o50USntV98.jpg?width=800)
![「維修車間」と書かれた看板](https://assets.st-note.com/img/1698153811095-QNycJhuL9R.jpg?width=800)
![机務段へと入ってくる機関車](https://assets.st-note.com/img/1698153883050-hItVYa91An.jpg?width=800)
整備室の中に入ってみる。
石炭か機械油、あるいは蒸気か、ともかくケミカルな匂いが充満している。
![壁際に並べられた緑色のオイルが入ったバケツ](https://assets.st-note.com/img/1698153902399-I2Z0Pf3SLs.jpg?width=800)
![机務段へと入っていく機関車](https://assets.st-note.com/img/1698153922254-fA4nX5pbHe.jpg?width=800)
整備室に入っていく蒸気機関車。
![車輪](https://assets.st-note.com/img/1698153941314-YkOU9Kpoxc.jpg?width=800)
![運転席の様子](https://assets.st-note.com/img/1698153957084-B2Nhra17ja.jpg?width=800)
蒸気機関車の運転席。
釜に石炭を投げ入れ、蒸気を起こし、列車を動かす。
釜を見るたび、映画『天空の城ラピュタ』の「釜焚き手伝ぇ!」という台詞を思いだす。小さいころ、この台詞がどうしても聞きとれず、「カマタキテツデーッ」と呪文みたいに聞こえていた。それぐらい、小さいころには身近でなかった蒸気機関車が、今ではすっかりなじみの存在になった。
![明かりのともった整備室の内部](https://assets.st-note.com/img/1698153979381-Q5SciCfJFB.jpg?width=800)
![整備室で語らう鉄道員たち](https://assets.st-note.com/img/1698153992507-FGruPwnbLN.jpg?width=800)
しばしの休憩の合間に、のんびりと語らう整備士さんたち。
![蒸気機関車と、その横に干された洗濯物](https://assets.st-note.com/img/1698154008768-82LzrxK0nb.jpg?width=800)
![蒸気機関車と、その横に干された洗濯物](https://assets.st-note.com/img/1698154020672-zUsb3ujzQi.jpg?width=800)
機関車と鉄道員の生活は、とても密着しているようだ。
干された服と、休憩中の機関車が一緒の場所にいるのがおもしろい。
![整備室に入ってくる蒸気機関車と整備士たち](https://assets.st-note.com/img/1698154051536-L1rqy099BD.jpg?width=800)
また新たに機関車がやってくる。
鉄道員の雄姿
![机務段に入ってくる蒸気機関車と、笛をくわえてそれを先導する麦わら帽子をかぶった鉄道員](https://assets.st-note.com/img/1698154066277-IhcuKhEIxA.jpg?width=800)
![机務段に入ってくる蒸気機関車と、笛をくわえてそれを先導する麦わら帽子をかぶった鉄道員](https://assets.st-note.com/img/1698154087155-De3lS7RJLX.jpg?width=800)
作業場は非常に狭く、機関車が入ってくると、横を通り抜けるのもやっとになる。だが、そこがいい!
![茶色の煙をあげて机務段に入ってくる蒸気機関車。前部のステップには、麦わら帽子の鉄道員が立ち乗りしている](https://assets.st-note.com/img/1698154116065-6DgywvKirB.jpg?width=800)
ベテランの作業員が、機関車に立ち乗りしてやってくる。
惚れ惚れするほどかっこいい。
![二台の蒸気機関車。一台の屋根には男性がのっている。それを下から見守る麦藁帽子の鉄道員](https://assets.st-note.com/img/1698154132510-sLXvMJ92Jp.jpg?width=800)
![「車場、維修車間。謝絶参観」と書かれた看板](https://assets.st-note.com/img/1698154150893-jUOIc9taQ2.jpg?width=800)
机務段の入り口には「謝絶参観(見学おことわり)」の看板。
危険な場所でもあるので、一般の人は入れないことになっている。
働いている人にとっては大変なお仕事だと思うが、工房や作業場が大好きな私にとっては、とても楽しい撮影となった。
さて、机務段見学が終わり、午後は楽しみにしていた蒸気機関車の包車(チャーター)だ。
って、機関車のチャーターって、いったいなにをするんだろう!?
次回予告
中国四川省の鉄道「芭石鉄路」③
![小さな駅に入りこむ蒸気機関車](https://assets.st-note.com/img/1698154235298-d01vBlkmgS.jpg?width=800)
午後は、芭石鉄路を訪れた一番の目的、蒸気機関車の包車(チャーター)。
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