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大学生活記録_1.1ー鬱の症状ー


このシリーズの目次

  1. 大学生活記録_1.0ー序章ー

  2. 大学生活記録_1.1ー鬱の症状ー★今回★

    1. 一般的な定義

    2. 私の場合

      1. 今までの自分からの変化

      2. 「辛い」から「無感情」へ

      3. 「当たり前」ができない

  3. 大学生活記録_1.2ー鬱の原因ー

  4. 大学生活記録_1.3ー今の私とこれからの私ー


鬱の症状

今日は、うつ状態だった自分がどんな症状があるのかを整理したいと思う。その前に、まずは一般的なうつ病について調べてみた。

1. 一般的な定義

うつ病は、気分障害の一つです。 一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった精神症状とともに、眠れない、食欲がない、疲れやすいといった身体症状が現れ、日常生活に大きな支障が生じている場合、うつ病の可能性があります。

うつ病|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_depressive.html

また、うつ病の中にも様々な種類があり、メランコリー型や非定型、季節型などに症状や原因によって分類される。
鬱の症状は、個人によって様々であり、「精神症状」と「身体症状」の2つに分類されるという。
精神症状:気分が重い。憂鬱。イライラする。涙もろくなった。思考力が落ちる。死にたくなる。自分を無価値と思いこむ。
身体症状:食欲の低下。倦怠感。不眠。性欲が無くなる。めまい。動悸が激しくなる。頭痛。便秘。下痢
詳しくは、専門的なサイトを訪れてみることをおすすめしたい。

うつ病・うつ状態(その1) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科 精神科 - 杉浦こころのクリニック https://sugiura-kokoro.com/treat/syoujyou01.html
うつ病 | 医療法人東横会 心療内科 精神科 たわらクリニック https://www.tawara-clinic.com/disease/depression/

2. 私の場合

今までの自分からの変化
では、私にはどんな症状があったのだろうか。
私にも精神症状、身体症状のそれぞれの症状があったと思われる。もともとネガティブな人間だったからか、夜は、真っ暗な部屋で孤独に思考の渦に溺れて、自分の生きる意味や人生の価値、生死について考えこみいつの間に眠りにつくことが毎晩であった。むしろ、このルーティンが心地よい絶望と安堵を私にもたらして、はじめて入眠することができていたのではとも思う。
しかし、忙しさが増すにつれて、食事をとる時間を削り、睡眠時間を削りと自分の時間を犠牲にして活動していた。そういう日々が続く中で、徐々にネガティブな思考や憂鬱な気持ちが、夜だけでなく、日中にも姿を現すようになっていた。ミーティング中や友人と談笑しているときですら、頭の片隅に「なぜ、自分はここにいるのだろうか?」「なぜ、生きているのだろうか?」という問いかけと憂鬱な気持ちが私を襲っていた。そして、笑顔で話している自分と憂鬱な気持ちの自分が同時に存在し、頭がキャパオーバーになって、夜の心地よい絶望と安堵は、ただ恒常的な「辛い」に変化していった。
「辛い」から「無感情」へ
この「辛い」という感情は瞬く間に「無」へと変化していった。「辛い」を無くすために、何も考えないように何も感じないように、まるで機械のように、自分の意思とは関係なく、この「辛さ」に適応していった。しかし、失ったのは「辛さ」だけでなかった。それと同時に喜怒哀楽、他の感情の機微すら無くなっていた。まるで「夜と霧」に出てくる希望を失い生き抜けなかったアウシュビッツの囚人たちのように、まるでピクサー映画「インサイドヘッド」の感情の玉が死んで灰色になり壊れていく世界のように、心が死ぬとはこういうことなのだろう。
「何も感じない」「何も考えられない」自分と、やらなきゃればいけないことが山積みの現実。そんな日々の中で、朝、意識は起きているの身体が起きず、金縛りにあったかのように2時間程過ごす日が増えていき、ミーティングへの遅刻などをすることがあった。
そこで、大学のココロのケアの施設にお世話になることを決意し、そこから精神クリニックを紹介してもらった。
初診の日、はじめての精神クリニックで緊張したまま受診した。先生に、今の状況を説明すると、不思議と今の自分を冷静に見ることができ、先生からも「日常生活を送れてるということ、当たり前をこなせていることがまずは大切です。」と支障はあるかにしれないが、「当たり前」をまだこなせている自分に気づけ、今の自分に真摯に向き合おう素直に思えた。
「当たり前」ができない
初診の日から、投薬や生活の見直しなど少しずつ自分と向き合い、「当たり前」をこなせることを意識した生活をした。しかし、一方で、拍車をかけて忙しさが増していき、それと比例して今までできていた「当たり前」ですらできなくなっていた。憂鬱などの精神症状に加え、[電気の消し忘れ、忘れ物、手からモノが落ちる、時間を忘れる、やろうとしてたことを忘れる等]が頻発するようになり、何も食べない日や眠れない日、シャワーを浴びれない日、一日中身体が動かない日が増えていった。最も顕著であったのは「呼吸の仕方を忘れる」ことであった。人は無意識にも呼吸しているが、いままで23年間、どのように呼吸をしていたのか呼吸の仕方が分からず、息ができずに苦しんだ。昔、川で溺れたことがあるが、呼吸をしようとしても次々に水が入ってきて呼吸ができない。あの感覚に近く、息を吸うことも吐くことももはや自分ではどうしようもできない。ひたすらに苦しいあの瞬間を毎日のように経験した。このように、今の自分と向き合おうとする一方で徐々に「当たり前」すらもこなせなくなる自分が怖くなるという日々を繰り返すようになったのが、私とうつの付き合いとなった。

一旦、中締め

今日はここまでというこで、ここまでお付き合いいただいた方はありがとうございました。少しでも興味をもってもらえたり、共感してもらえたりして、ポジティブでもネガティブでも反応もらえると嬉しいです。
次回の、大学生活記録_1.2ー鬱の原因ーでは、何が私のうつの原因であったのか整理にお付き合いいただければ幸いです。

注意
※このnoteはあくまでも素人無職個人の経験をまとめるためのものです。
※引用やデータ等は出典先の信憑性などに細心の注意を払っていますが、場合によって不適切な可能性もあるので、ご指摘いただけたらと思います。

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