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スマホのカバーの話

3年ほど使っているAndroidスマホ。
バッテリーの持ちが少し悪くなり、カバーもボロボロになったので、切り良くまとめて新しいものに変えようか、ここしばらく迷っていた。

迷い始めると機種変の理由はだんだんと増えていく。
そろそろGoogle側のOSアップデート対応期間が終了しているし、ちょっと動作が遅い気もするし、画面がもう少し大きい方がいいかも・・・。

ただ、スマホ自体の使用頻度は高いもののブラウザやメール中心の運用、個別のアプリもごく普通のものだ。
機種変更してまで欲しい新機能や特別なアプリがあるわけではない。

そうこうしているうちに、先にカバーのほうが完全に壊れてしまった。
慌てて手頃なものをAmazonで注文して付け直したところ、外側が変わっただけなのになんだか全体がリフレッシュされた気分になり、満足してしまった。


あれ?これなら機種変いらなくね?

もちろん、アップデートされないOSのままだとセキュリティに問題があるし、銀行やクレジット系のアプリが早々に対応しなくなる。
たぶん数ヶ月〜1年以内には機種変が必要になって再検討する羽目になるのは間違いないだろう。

だがカバーをかえただけで購買意欲が一気に落ちてしまったということは、現時点で「新しいスマホに機種変したい」のは所謂「ニーズ(Needs)」ではなく「ウォンツ(Wants)」ということだ。
必要ではないけど欲しい気持ちが我慢できない、というやつである。

傷んだケースの見た目や手触りは、スマホ本体への評価に影響し、無意識に判断を左右していたのだろう。

モノの購入にあたっては、他の物で代替できないのか・本質的にそれを必要としているのか、などをよく検討しているつもりだった。
それだけに、たかだかスマホカバーで自分の判断が大きく影響されていたとは・・・。
なかなかの衝撃だった。

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