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読切・短編小説シリーズ

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#夢

【読切現代ファンタジー小説】つのっこ

【読切現代ファンタジー小説】つのっこ

 ある日、夢を見た。

 十畳くらいのだだっぴろい和室。座布団が二つ。片方は俺が座ってて、もうかたっぽはからっぽ。障子で囲まれてて薄暗い。
 ぺたぺた足音が聞こえてくる。白い足が、開いた障子から覗いた。足裏をぺたぺた言わせながら、足の持ち主が座布団に向かって部屋に入ってきた。
 長い銀髪。背丈は子供くらい。血の気のない白い肌、白い着物。赤いガラス玉の眼。そして額には、ラムネ瓶製の立派な二本の角。俺

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