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天使は感動する(彼氏さんの話)

今の彼氏さんに出会ったのは障害者専用のマチアプの「IRODORI」。IRODORIを知ったのは元依存相手が教えてくれたから。

はじめたらいいねがきて困惑した。いいねしてくれるのは嬉しいけど僕は人見知りだったからいいねを返したのは今の彼氏さんだけだし やり取りをしたのも彼氏さんだけ。

なんで彼氏さんとやり取りしようと思ったのかは 多分 この人は信用できるかもと感じたからだと思う。写真の身なりがちゃんとしていたからかな。

IRODORIのやり取りで覚えてるのは彼氏さんが新宿あたりのカフェ行くことハマってることと 僕がとびおりしたと言っても 引かなかったこと。引かないでいてくれたのがとても嬉しかった。その日のうちにLINE交換した。(早い。人見知りの僕にしてはかなり珍しい)

最初は当たり前だけど敬語だったし。最初に敬語とれたのは彼氏さんで 僕は敬語とれるのが遅かった。とるタイミングがとれなかった。僕の敬語がとれたのは 3月8日 ぼくが薬飲みたくて「ふわふわになりたいよぉ…」から。

〇〇〇さん(彼氏さんの名前)って呼ぶのが何故か恥ずかしくて みーくんって呼ぶようになった。

最初のうちは「僕は生きる意味がない」と「介護必須で将来見えない」からとLINEでよく「腕切りたい」「ODしたい」「死にたい」と言っていた。彼氏さんは僕に「ななみちゃんも生きてる価値あるから」と言ってくれたり「じゃあ俺も死ぬよ?」と言ったり。それで『嫌だ!ずるいよ!なんでそうやって僕の楽になれる方法を奪っていくの!』って思ったり。今も性格は未熟だけど 前はもっと未熟った。かなり。

僕は依存しやすい性質を持つ。僕は依存相手がいないと生きていけなかった。それを主治医は危険視してたし カウンセリングのN先生は「依存はしていいけど 分散しようね」と言っていた。でも僕は分散できなかった。一人にだけ依存したかった。

最初の頃 みーくん呼びをしていた頃 僕は彼氏さんにかなり依存していた。見捨てないか何度も聞いた。彼氏さんは「見捨てないよ」と答えてくれた。それはかつて見捨てられたトラウマもあっただろうし BPDの特徴のひとつ「見捨てられ不安」が強いからだと思う。今は少しだけになったけど 不安な時は不安になる。だからだいぶよくなかったと思う。

彼氏さんの好きなところは 障害の特性を理解していて 障害の福祉も詳しくて(僕が重度かつ継続と言ったらすぐわかった)
なによりなにがあっても見捨てないでいてくれること
2週間に1回 僕が住んでいるところまで来てくれるところ。

だから彼氏さんと恋人になりたいと何度か話していた。彼氏さんは「あと2回くらい会ったら考えるね」と言ったけどその数日後?「付き合うのもアリと思ってる」とLINEがきた。僕はかなりびっくりした。その日のうちに「仕事戻るね 彼女さん」と彼氏さんが仕事戻るときにLINEがきた。僕は「え…?僕…彼女さん?」とかなり困惑した。それで付き合うようになった。

彼氏さんの僕の好きなところは笑顔が素敵なところと 素直なところらしい。確かに彼氏さんの前では常ににこにこしてる(たまに泣いちゃうこともある。)

大好きな人と一緒になる それは子供の頃の夢だった。
いつかは両親のように結婚をすると思っていた。(子供は産まないと感じていた。なぜか)
でも 中学生で不登校になると 僕は引きこもりになったし 人見知りでパートナーを作ることと縁がないと思っていた。
更に飛び降りをしてしまい 介護が必要になってしまった。体は傷だらけ。
そんな人間と一緒になりたいと思う人なんていないと思っていた。

彼氏さんと「一緒になりたいね」「旅行にも行こうね」って一緒に話していたけど 僕は次第に不安になった。旅行はなんとか行けると思ったけど 一緒になるのは本当にできるのか不安だった。

理由
・僕は身体障害があるから子供が育てられない
・何をするにも介護が必要(ただ 彼氏さんは介護がすごく得意)
とか。それについて何度も話した。

子供が特に辛かったし 今でもたまに考える。 彼氏さんとの子供を育てたかった。昔は子供は僕に育てられないと思ってたのに。だから生理が来るたびに悲しい気持ちになる。でも「子供がいなくてもななみがいればいいんだよ」と言ってくれたのが嬉しかった。

他のことは 多分 彼氏さんがいないときは ヘルパーさんとかいれば何とかなるとは思う。でもお金がかなりかかっちゃう。特に医療費。ごめんなさい。

でも
カレーは甘口作って一緒に食べたい。
いつか一緒になりたい。

彼氏さんへ。
いつも支えてくれて おはなししてくれて本当にありがとう。IRODORIで僕を見つけてくれてありがとう。IRODORIやっていなかったら 支えてくれる人がいなくて辛くてまた僕は自傷行為をしていたかもしれない。

恋人になれてとても嬉しい。

急性期病院で先生たちに「幸せにしますって言うね」って言ってくれたのも嬉しい。僕も「いま幸せだよ」って言いたい。特に神経科の担当医だった先生に。

タイトルの 「天使は感動する」僕が二ディガのゲーム内の曲で一番好きな曲。オルゴール調でとても優しい。

もう一曲好きな曲があって「やっぱり天使なんていなかったね
これはピアノでタイトルも曲調も少し悲しい。元ネタもある。やっぱり神様なんていなかったね と調べればわかるよ。

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