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作り話4

この今回のお話は、2話と3話の間のお話。

女性の側には、白い…がいつもいました。
近く遠く寄り添っていました
女性は、遠くで泣いている声を聞きます。
たまらず、女性は声の主を探しました。
花が咲いている道の側に女性のお気に入りの
木がありました。
その木の根元に座り込んでいる小さな人影。

見つけたのは、小さな女の子でした。
女性は、側に行き女の子の手を優しく握り
こう言いました。
「大丈夫、心配は要らぬ。こうして手を握り私が側にいる。」
そうして女の子を抱きしめて涙を流しました。
気づくと、女の子は消えていました。
女性の心は何故か温かくなっていました。
「つかまえた。もう離さぬ、自分を。」
そんなことが自然と口をついて出てきていました。
遠くに見守るようにいた白い…は、
女性の側に行き、寄り添いました。
女性は、笑ってこう言いました。
「いつも居てくれたのに、私にはみえていなかったようだ。愛しいその姿も、顔も、声も。だが、もう見える。あぁ、なんと愛しいのだろう。温かく、優しい私にとって唯一の存在を。」
すると、じっと聞いていた白い…は、…
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今日はもうここまでにしましょう。
ここまで読んで下さり感謝です♡
ありがとうございます𓂃܀❀ .*゚

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