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作り話8

「もう私には何も残っていない。
皆居なくなるのか…」
女性は呟きました。
少し寂しそうに、けれどわかっていた様に。

「新しい時がくるのだな。」
そう言う女性に小さな光が寄り添っています。
泣くでも笑うでもなく女性はじっと
あるものを見て言いました。
「限りがあるから美しいと言うが、
限りがあろうとなかろうと、
美しいものだ。」

そう言うと、女性は手に持った…を
大きく振るいました。
するとそこには、無限に続く…がありました。

そこは、夜でも昼でもない場所でした。
時間とは何でしょうか。
人が生まれて死ぬまでの時間?
それとも…。
いいえ、言うのは止めにしましょう。

ここまで読んでいただき、
ありがとうございます𓂃 𓈒𓏸❁⃘

※創作のお話です。

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