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ワインスクールってどんなところ?

僕のところに来る質問で意外に多いのが「ワインスクールは何処がいいですか」という質問。ワインが好きという方でも、なかなかワインスクールまで行って勉強しようと思う方は決して多くはないでしょう。

僕の母校でもある日本ワインアカデミーをはじめ、首都圏はいくつかの有名ワインスクールがあります。日本のワインスクールの走りとも言えるアカデミー・デュ・ヴァンやソムリエ世界一にも輝いた田崎真也氏の田崎真也ワインサロンなどがありますが、実はソムリエやワインエキスパートを目指している方だけが通うのがワインスクールではありません。

ワインスクールの講座は大きく分けて三系統に分かれます。一つはソムリエ協会のソムリエ(飲食関係や酒販関係者対象)やワインエキスパート(一般対象)の資格取得を目指した対策系講座、二つ目はワインの一般的な知識の取得を目的とした趣味系講座、そして三つめが、生産地などを限定してその分野における著名なソムリエなどが、より深く専門的な内容で行う専門系講座などがあります。

当然のことながら、それぞれの講座に通われる方は目的が違うため、講座によって雰囲気がまるで違います。対策系の講座に通われる方は必至な感じが伝わってきますし、趣味系の講座に通われる方は楽しもうという感じが強いですし、専門系に通われる方はワインオタク(失礼!)的な雰囲気が漂います。

いずれもテイスティング用のワインがあったりするので、カルチャースクールの講座などと比べるとかなり高価ですし、期間も半年間程度(月2~3回)とそれなりに長いので、ある程度、時間とお財布に余裕がないと厳しいでしょうね。

ちなみにワインスクールの収益の柱は対策講座なので、やたらと合格率を謳うのはこの辺が理由です。

書き出しの部分に戻りますが、ワインスクール何処がいいかと言えば、これは一概に言えません。ただ大事なのは、受講料も含めた通いやすさ、顧客対応などを含めた雰囲気、あとは講師との相性でしょうね。ただ試験対策で通われる方、ワインスクールに通っても自分で勉強しなかったらあの試験は受からないと肝に銘じてください。

色々面倒くさいことも書きましたが、ワインスクールに通う最大のメリット、これはズバリ!「ワイン仲間」ができる事だと思います。そういう意味ではワインスクールの門をくぐってみるのも悪くないかもしれません。






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