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リモートでの挨拶は”存在証明”。責任の分散、勤怠管理で安心な環境づくりを。

こんにちは。約1500名が47都道府県でフルリモートワークをする株式会社キャスターのPRチーム(広報)モリ&ツボイです。

キャスターは、9月26日で8周年を迎えました!
前回に続き、創業者の中川社長 にインタビューをした内容をお届けします。

前回は、フルリモート企業のキャスターに“ないもの”をご紹介しましたが、今回は“大事にしているもの”についてお伝えします。

前回のお話はこちら↓

責任の分散、働きすぎない勤怠管理など“安全な環境づくり”を重視

ーーこれまでキャスターにないものについてお聞きしてきましたが、今度はキャスターが大事にしているものを教えててください。

中川:安全な環境を作ることじゃないかな。
もちろん、厳重なセキュリティ管理もそうだけど、個人に全責任が集中しないようにっていうのはかなり配慮してるよ。

たとえば、全責任を自分が負うことになると、大きなクライアントの案件を受けたくなくなっちゃうでしょ。日々のやり取りですら、プレッシャーやストレスになっちゃうだろうし。
そうならないために集団で仕事をしているし、何かトラブルが起きた時にその人だけに責任がいくような状態は避けている。

そして、当たり前のこととして、残業が多すぎるのは良くないし、皆が働きすぎになってしまうのも良くないから、無理せず勤務できるようにすることは、大事だと思っていますよ。

ーーなるほど、そういう思いがあったのですね。
勤怠管理は会社として当たり前のことではありますが、キャスターのメンバーは退勤後や休暇中にチャットなどが返ってくることはないですし、勤怠管理はかなりしっかりしていますよね。

週休3日には「興味なし」の真意とは。

ーー“働きすぎないように”という話が出ましたが、最近メディアなどでよく話題になる「週休3日」についてはどう思われますか?

中川:正直なところ、週休3日制はどうでもいい。
週休3日という働き方を選択できない状況にする必要はないし、実際にキャスターのメンバーの中には週休3日の人もいるよ。

ただ、週休2日・週5日MAXで働いている人と、週休3日・週4日働いている人が同じ給料というのはおかしい話だよね。たくさん働いている人の方が報酬が高いのは当たり前のこと。

もし、それを当然としないのであれば、週休3日の人が「週休2日の人よりも圧倒的な生産性を出しています」という証明をしなければならないでしょ。
だけど、それを労働者側の責任として押しつけるのは今の段階としては無理なんじゃない?

1人当たりの生産性が高い傾向のある業界は、週休3日で高い給料をもらっても別にいいと思うよ。
たとえば、IT(ソフトウェア)業界などは働く人の人数×売上にはならないから、超少人数で莫大な利益を出せる可能性もあるよね。

でも、すべての業種業態に対して週休3日を適用できないでしょ。
スーパーやコンビニは、週休3日の人たちがたくさんいて回りますか?
病院や介護関連業界も、今でさえフル稼働しても人が足りないのに週休3日を取り入れられますか?

ーーたしかに...働き手のことを現実的に考えた上での「どうでもいい」という回答だったのですね。

全員がリモートだからこそ、“挨拶”は存在証明。

ーー出社時にチャット上で“挨拶”をするのは、どの部署も共通しているように思います。中川さんが「出社時に挨拶しましょう」と言い始めたのですか?

中川:そうだよ。
2014年にフルリモートワークの会社を始めて、メンバーを何人か雇って、朝になって9時から始業だなとパソコンを見ていた時に、「あれ?皆、いるのかな?」となって。

これは、メンバーもマネージャーもクライアントも一緒で、何も連絡がないと皆が一斉に不安になるなって思った。
「あれ?誰もいない…?入ってきたチャットルーム、間違えちゃったかな?」と。

だから、「挨拶で存在証明しようね」という話。

とはいえ、「パソコンの前に座っているか」「ずっとオンラインになっているか」の確認まではしなくてもいいでしょ。

ーー監視システムで常に見張られているのは、なんだか嫌ですよね。

中川:そう。そこは、もっとアナログでいい。挨拶だけしておけばいいでしょう。

たとえば、「○○さん、今日来ていないけど、大丈夫かな?」っていう会話は、オフィスでもあると思うんだけど、シンプルにそれに近い環境を作っておきたいなと思ったという話。

以上、キャスターが大事にしていることや会社のスタンスを中川さんに伺いました。

また覗きにきていただけると嬉しいです!


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