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金言839:離席・退席・中座

私企業の会議中に、上司の目の前で部下が緊急な別件とか会議内容が不服とか納得できないとか問答無用とかの理由でその場から立ち去る場面があります。
これは状況に応じて、離席・退席・中座などと表現されます。社長との会議中に内容に不服の意思表示として席を立つ場合は、基本的には人事から何らかの処分がでるか、今後は冷遇という結果が待っています。ある会社では、このような残念で無礼な行為を繰り返す従業員が2人いて、そのうちの一人が最近退職しました。本人が先行き不透明を自覚して転職を選びました。これは極めて合理的な結論です。

一方同じような場面がお茶の間でもあります。
父と息子の会話のなかで、息子が家を出ていく場面です。これは日常茶飯事です。この場合は追放処分はレアケースです。家族という絆があります。意見の対立とその意思表示は絆という命綱でつながっている環境だからです。西洋には放蕩息子のたとえばなしがあります。
そう考えると、従業員は会社にとって家族のようなものと考える経営者にとっては、無礼な従業員も許容範囲なのかもしれません。前述の残り一人の無礼な従業員は安泰かもしれません。

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