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ため息225:ベンチャー企業に岩陰の大将はいらない

ベンチャー必須条件である、リスクは自分が負うという気持ちが不足すると「岩陰の大将」を生みだしてしまいます。岩陰にかくれて保身をしながら部下に戦わせるのは、ベンチャー企業では想定外です。

大企業出身者で創業した会社は、経歴、実績、人脈、個人の資質とも順風満帆の環境では相乗効果ですばらしい成果が期待できます。ところが、ベンチャーという環境にはまったくの素人集団で、ハングリー精神の不十分さが命取りになりかねません。

ひとつ学んだことがあります。成功している経営者の中には、複数の肩書きをもって社会に貢献している方々がいます。ところがベンチャーでの肩書き兼務は「二兎を追うもの一兎を得ず」状態になり、一石二鳥などとんでもない勘違いということでした。これがだめでも、あっちがあるなどと現状をエクスキューズしてしまう恐れがあるのです。早晩、どっちもないことを学習します。

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