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金言474:断捨離を12年実行中

「断捨離のすすめ」という本を読んで、晩年父が持ち物を病的に捨てていた理由が理解できました。もう20年も昔のことでこの本の著者より前に実行していました。やはり、子は父を超えられないのかと再認識させられました。
晩年の父の行動は不可解でしたが、他人が書いた本で納得しました。皮肉なものです。親の教えを軽んじ、他人から1365円払って学習するのですから。

まず、モンブランなどのボールペン5本と万年筆2本を燃えないゴミにだしました。
バブル経済下、高価格で、香港で買ったものです。いまでは、机の引き出しに転がっていて、買ったときは高かったと自己主張しています。時価評価額は0円なのに。
確かに買った当時は使いました。キャップの上の白い星のマークのついていない筆記用具は、営業会議や経営会議の席で使えないというバブリーな時代がピークのビジネスマンお約束ツールのひとつでした。

現在ではゼブラの100円ほどのサララのほうが、書き味としては優れています。したがって、重い、滑る、力がいるという昔のタイプの筆記具は、今は不要・不適・不快なモノとなりました。デュポンのライターをやめて使い捨ての100円ライター(いまでは2個100円かも)を使う喫煙者みたいなものです。

ついでに、ブランド品の時計も3個捨てました。それぞれ1~2年ごとに3000円ほど電池交換で維持費がかかり、さらにはオーバーホールに最低2~3万円かかります。リサイクルショップにもっていけば1000円ぐらいにはなるでしょうが、買った値段と比較したくないので、暴れん坊将軍の決まり文句「成敗」としました。主のご機嫌を損ねたので断じて許さないぞという意思表示であります。

断捨離著者の一節をご紹介します。
「想い出は、想い出のモノに価値があるのではなく、想い出そのものに価値があります。モノがなくても、そのような想い出があった事実は変わりません。」

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