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ため息238:ショーヘイ・オータニの世界

某トップアスリートの話
テイクバックからダウンスイングへ移ろうとするときクラブの動きが止まる一瞬があります。その一瞬の「静」に、ゴルファーは次にくる「動」をかけています。ほんの少し「静」が長くても、あるいは短くても、スイングは壊れてしまいます。これから生まれる「動」のすべてが、その一瞬の「静」にかかっています。
種目は違っても、トップアスリートには共通の感覚があるようです。

「勝つための血のにじむような努力がピークを迎えると、突然、自分の内部に静寂が訪れる。すべてが澄み渡り、スポットライトをあてられたかのように自分のまわりが鮮明に見える。その瞬間、この世の中のすべてのパワーがこの両腕に充満していることを確信する。」
「そして、この一瞬をもう一度味わいたいと思ってまた努力をする。」

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