美しい思い出なんてない

思い出すのはいつも嫌な過去だ。もう何年も前のことをああすれば良かったと考える。本当は美しいものをバネに頑張りたかった。

あの時は良かったと思うことはあるが具体的な情景はない。当時の自分が好きだったのだ。同じ環境に今の自分を投入しても空回りするだろう。

最近よくあの頃の自分のメンタルに戻りたいと思う。根拠のない自信に溢れていた。何も怖くなかった。一番にはなれなかったけど割と上位だろうという上から目線。どうにかなるだろうと未来に鷹をくくっていた。

美しい思い出がない。思い出を糧に未来を見据えられない。あったのは若く無鉄砲な自分。老いに目を背け漠然とした不安に駆られる今の私は、貴女が酷く美しく思える。

もう戻れない。そう振れ回っても空回り。環境以前に私が許せない。
貴女は成長出来ましたか?老いましたか?これから何を糧に生きますか?

#日記 #エッセイ #悩み

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