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「ROGD認知デー(ROGD Awareness Day)」を反トランスジェンダー団体が開催。極右”親の権利”団体が結集

反トランスジェンダー団体として知られる「Genspect(ジェンスペクト)」は、2024年8月に「ROGD Awareness Day」を開催します。これは「ROGD認知デー」「ROGDアウェアネスデー」「ROGD啓発デー」などとも和訳できます。

「ROGD」は「Rapid-onset gender dysphoria」の頭文字で、「急速発症性性別違和」とも和訳されています。性別違和は周囲の仲間からの影響や社会的伝染によって引き起こされるという概念であり、多くの反トランスジェンダー団体によって支持されています。これは「トランスジェンダーは流行っているだけにすぎない」という陰謀論に基づいた仮説です。主流の医学団体はこの「ROGD」を支持しておらず、医学的根拠のあるものとしてのコンセンサスはありません。

それでも反トランス団体はこの「ROGD」を信仰しており、今回の「ROGD Awareness Day」のようなイベントを独自に開催しています。

この「ROGD Awareness Day」には、「Moms for Liberty」「Awake Illinois」「Our Duty」などの極右と関連が指摘されている「親の権利」団体や「転向療法」推進団体が集結しています。「親の権利(parental rights)」というのは、子どものことについて親が絶対的に管理しようという考え方のことで、子どもにLGBTQや人種差別の歴史を教えさせないように活動している一部の親たちが存在します。

「ROGD Awareness Day」は反トランスジェンダーの勢力にとっては自分たちだけで盛り上がるお祭りとなっている状態です。

出典:X


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