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推しへの愛を語らせて。

日曜日の後楽園。みんな、それぞれおしゃれして、目一杯の推しへの愛を湛えていて。

良いなぁ、この空間に出会えてよかったなぁと、子どもと大人、いろんな垣根を越えている様を見ながら思いました。

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昨日は王様戦隊キングオージャーの第四弾特別公演。一年間ずっと応援して来たキングオージャー。夏にGロッソというヒーローショー用シアターでの公演を観て心をぎゅっと鷲掴みされてから、子どもたちと来るのは3回目。

プレミアム席の抽選に当たって、前から三列目、きらきら、ぴかぴか、どかーん!クルクル回ったり、奈落へ落ちたり、上からも降りて来て、敵も味方も盛りだくさんで、帰ってからも子どもたちと真似っこしたり寝る前も『変身、してたね』『あれはどうなってたんだろ?』などと話して、 ふぁ〜〜〜っとなった時間でした。

育児ノイローゼになりながら過ごす、ささやかなことで癇癪を起こしまくる3歳の娘との時間の中で、唯一彼女がはまっていた獣電戦隊キョウリュウジャーを家で何度も何度も観ました。

そのキョウリュウレッドと、キングキョウリュウレッドが、令和の今、上から降りて来た時は、
『え、、?!え!?泣く、泣く、、!!』と狼狽えました。10年前に終わっている戦隊が、4年前の私を救い、今目の前のステージに現れているなんて

ずっとキョウリュウジャーをヒーローショーで観たいと念じ続けていた自分にとって、大好きなキングオージャーと一緒に観られるなんて、、、最高のサプライズでした。

ニチアサ、と呼ばれる日曜日朝の時間帯の特撮とアニメ、今では仮面ライダー、スーパー戦隊、プリキュア。それらは子どもたちだけでなく、確実に疲れた私を応援してくれ、励まし、よし今日も乗り切ろう!と思わせてくれる大事なものです。

ままならない育児や、仕事との両立、家族の悩みなどなんかもうわけわからんくらい悩んで辛いしんどい…となっているときに、
『俺たちは〜無敵のスーパースター!』って音楽が流れてきたらなんか明るくなって来ちゃうし
『ここが粘りどきだ!』とか、『まっくらやみはねとばし』とか、『キラキラ輝くために僕らは巡り会ったと思うから〜』『他人に自分のハンドルは握らせない』

とか、とにかく、しんどい展開もめちゃくちゃあるのに、ヒーローたちは諦めない。自分で悩み抜いても決めて、折れたってまた立ち上がる、というのはシンプルにめちゃくちゃかっこよくて、主要キャストさんはもとよりストーリーもセリフも、哲学を持った悪役も、美術もスーツも、大好きです。

キングオージャーは、特に神話や民話、伝説系が大好きな私にはクリティカルヒットな作品でした。興味深かったのは、難しすぎて子どもたちにはわからない場面もたくさんあるのに、なんとなく面白い、や、なんとなくかっこいい、というのは確かに伝わっていたこと。たくさん子どもに聞かれながら解説をして、言葉の意味も調べた一年でした。

テレビも映画も超英雄祭とヒーローショーも全て好きでした。娘と息子と、毎週楽しみに一緒に観る時間も、後から(待てずに先に)一人で電車で観ながら泣いたり笑ったりする時間も、とても濃厚な時間でした。

推し活ってこういうことなんだ!と今までやったことのないチケットを買うことや、TTFC(東映特撮ファンクラブ)に入ったり、子どもたちと電車を乗り継いで後楽園に行き、一人で夜の横浜アリーナまで行って声の枯れるまでペンライトを振ったり、冒険するようなわくわくとドキドキを現実にまでもたらしてくれて、すごくすごく世界を広げてくれたスーパー戦隊。

ありがとう。ありがとうしか、言えないくらい、本当に推し切ってよかったと思っています。

子供たちは早速ブンブンジャーにはまっていて、これは子供たちもわかりやすく、私はちょっと後ろから見てる感じ。

彼らからパワーを受け取りつつ、現実もがんばろー!と思いました。4月の映画も楽しみだ〜!

水道橋

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