家族の命を奪われ、その上で“赦す”ということ

体調不良の中での旅でしたが、無事帰宅しました。
旅の最後は、出水での鶴見学。
晴れた日には数十〜数百羽単位でシベリアへと北帰行している
最中ですが、出水にはまだまだ沢山の鶴たちがいます。
この写真は今朝撮ったものですが、まだまだこんなものじゃありません。
ありとあらゆる場所に鶴たちがいます。
一番最後に飛び立つのは4月上〜中旬くらいだと思います。
機会があれば、ぜひご覧頂きたい景観です。

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昨日訪れた平川動物公園では2年前に悲しい出来事がありました。
ホワイトタイガーのリクが飼育員の古庄晃さんに襲いかかり
古庄さんは亡くなってしまいました。

通常であれば、リクは殺処分されます。
しかし、古庄さんの遺族が、殺処分にはせず飼い続けてほしいと
嘆願したのです。
なんと愛のある方なのでしょう。
憎んでも憎みきれないはずのリクを赦し、「生かして欲しい」と願った心。

そして、それに応えた動物園側、石堂昭憲園長の決断も素晴らしかったと
思います。
どんな批判が出てもおかしくありませんし、実際に批判されました。
しかし、石堂園長は矢面に立ち、マスコミにも対峙してきました。
そして、リクを再度、公開するまでにこぎつけたのです。
色んな意見はあろうかと思いますし、そのどれが正しくて
どれが間違っているかなど、誰にも分かりません。
ただ僕は、一人の人間として、動物好きの身として
ご遺族と園長、動物園にありがとうと伝えたいです。

昨日、檻にいた子はリクではなく、女の子のメイちゃんです。
下に写真を載せます。
とても愛らしかったですし、めっちゃ綺麗です。

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