2019.10.31〜11.1 スペイン滞在記〜備忘録〜
ヨーロッパの狩猟文化に触れるため、スペイン〜フランス〜ドイツを訪問していきます。
10.28〜29バルセロナ、10.30にマドリード、10/31〜11/4トレドに滞在。
11/4 8:00現在、マドリードからビルバオへ向かっています
スペインの滞在では都市部と狩猟が割と盛んな地域と2つの面から視察を行いました。
最初にお邪魔したのは都市部のバルセロナ。
そこではやはり日本と同様に(それ以上かも?)狩猟というものとの距離は遠く、野生肉が食べられるようなお店は見つかりませんでした(ホテルの方が頑張って探してくれましたが・・)
市場に出向くもシカなどのお肉は見つからず、全くと言っていいほど情報は得られず。
ところ変わってスペインの中央に位置するトレドへ。
トレド周辺で狩猟が盛んというわけではないのですが、シカ(cielvo)を使った料理は色々なお店で見かける事がありました。
トレドを拠点にコーディネーターの方と共にあちこち回りました。
まず最初に訪れたのはサンタ・クルス・デムーラ(スペインの地名これまた長ぇんだ)にあるcandidaという野生肉の処理施設で缶詰も製造している工場にご案内頂きました。
ここはスペインでもトップクラスの規模で狩猟シーズンになると毎週およそ800頭ほどのシカや猪が持ち込まれるそうです。
そのほとんどがドイツにあるリーデルという大手スーパーに卸しているのだそうです。(ドイツは鹿肉の消費量が世界一ィィィィーーーーッ!Wikipediaより)
スペインでの狩猟は基本的に農園の敷地の管理者にお金を払って許可をもらって行います。(大体4〜500ユーロ、2000ユーロ払った事があるという方にもお会いしました・・)
狩猟で獲れた肉は全て管理者のもので、ハンターがもらえるのはトロフィーのみです。
ということもあり、処理施設のシカの仕入先は農園の管理者が主で、その中でも決められた基準を満たす一次処理設備を持つ農園と契約しているそう。
農園の方で内蔵、頭を取り出し搬入するようですが、解体の際に国指定の獣医師が個体の状態を確認し、流通に載せられるかどうか判断します。
さて、肝心の施設の方はというと、日本ほどきっちりとしてないんじゃないかというイメージがありましたが、施設はかなり衛生的で日本にあるものと遜色無いものでした。
ここで作られたシカのパテやシチューなどなどお土産にと思ってダンボール一杯に買ったものの、なんとお肉製品は日本へ持ち込んじゃダメ(諸条件あり)らしいジャマイカ🙅♂️
必死で消費する毎日を送っています_:(´ཀ`」 ∠):
暫く鹿肉は食べたくな・・・
つづく
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