思ったより進んでる? 自販機のキャッシュレス対応
こんにちは、Z世代のキャッシュレスです。今回はまだまだ現金オンリーのイメージも強いであろう飲料の自動販売機のキャッシュレスについてお伝えしていきたいと思います。
自販機でのキャッシュレス利用状況
まずはデータから自販機でのキャッシュレス普及状況を見ていきましょう。
自動販売機でのキャッシュレス利用率はすこし古い2019年のデータで19.5%(MMD総研調べ)。以後5年間でキャッシュレス利用は大きく拡大したことから、2024年現在の利用率は希望的観測を入れてだいたい35%くらいであると考えています。
また自販機のキャッシュレス決済で利用する種別を調査したものでは、第1位がコード決済で57.2%。第2位は交通系IC(19.5%)、それにWAON、nanaco、楽天Edyなど流通系電子マネー、Quickpay、iDなどクレジット系ICが続きました。(株式会社ダイレクト・ホールディングス調べ)特徴的なのは決済全般よりコード決済と交通系ICの利用が突出して多いことです。要因としては少額決済でありクレジットカードなどが敬遠されたり、駅などでは交通系IC以外のキャッシュレスが利用できなかったりすることが考えられます。
自販機以外も含めたキャッシュレス利用状況について知りたい方はこちらをチェック↓↓
どんな自販機がキャッシュレスに対応?
自販機のキャッシュレス決済は通常より地域差があり、首都圏など大都市にお住まいの方はキャッシュレス対応自販機が当たり前、反対に地方ではキャッシュレスが使えない自販機がほとんどなところもあるでしょう。
全国的にキャッシュレス対応が進んでいる自販機といえば、コカコーラの自販機が挙げられます。スマホと自販機を接続して商品を購入するCokeON(コークオン)や、自販機に掲示されているQRコードを読み取り決済するQR de決済などを提供しており、幅広い決済手段が利用できます。
他にも、JR東日本グループのacure(アキュア)を筆頭とした駅構内に設置されている自販機も交通系ICなどのキャッシュレス決済に対応しています。
このように都市部中心ではありつつも、全国的にキャッシュレス対応の自販機は拡大傾向にあります。
自販機でキャッシュレス決済するメリット
1.小銭が必要ない
自販機でキャッシュレスを利用するメリットはなんといっても小銭を用意しなくていいことです。特に手元に新500円玉や新紙幣しかない時は現金はほぼ使えないでしょう。今月初旬に新紙幣に対応していた自販機の割合は約3割であることからも、現金だけよりキャッシュレスの併用がいいでしょう。
2.ポイントがたまってお得になることも
また現金にはないキャッシュレスのメリットとしてポイント還元があります。ここで注意していただきたいのが、ポイントの付与方法。同じ還元率1.0%で100円×30回=3000円の決済でも、月間利用合計の200円につき2ポイント付与されるサービスなら30ポイント、都度利用額200円につき2ポイントなら0ポイントと、大きな差がつきます。利用する(している)サービスがどちらに該当するかを調べて、賢くポイントをゲットしましょう!
まとめ
自販機も最近はキャッシュレス化の波にのりどんどんキャッシュレスに対応してきています。小銭いらずでお得になるので、ぜひ利用してみてください。
参考記事
PCI DSS Ready Cloud キャッシュレス決済が自動販売機を変える 店舗の販売チャンネルとして活用が始まる自動販売機(2022/8/29)
PR TIMES 株式会社ダイレクト・ホールディングス 【自販機利用調査】自動販売機の決済方法で多いのは?(2023/7/4)
コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社 ニュースリリース 自動販売機にて15種類以上のQRコード決済が可能となるサービス「QR de決済」を開始(2023/6/7)
日本経済新聞 自販機、新紙幣使えない!? 切り替え3割どまり(2024/7/4)
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