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大手日系企業から戦略ファームへ

プロフィール

・転職時年齢:20代後半
・卒業大学:国立大学理系
・前職の所属:大手日系企業4年
・転職先/勤務期間:戦略ファーム/6ヶ月
・給与はあがったか:はい(+200万/年)
・英語レベル:TOEIC870点

戦コンを目指した動機

戦略コンサルを目指した理由は2つ。
「➀優秀な人と働きたかったため」、「➁事業を構想できるだけの思考力を養うため」、になる。

「➀優秀な人と働きたかったため」は、前職では新卒から2年間は尊敬できる先輩と仕事が出来ていたが、その先輩が異動をしてしまった。
後任の先輩は20歳程上だが、上長の顔色だけを見て仕事したり、年下である私が仕事を仕切ったり、正直なところリスペクトが持てなかった。
前職は先輩のように異動のリスクもあり自分でキャリアを選べるわけでもないので、早めに外に出た方がいいと思ったところもマイナスの動機だがあった。

「➁事業を構想できるだけの思考力を養うため」は漠然とであるが、将来的に事業を自分で動かしたいと考えていた。

この2つの理由を合わせると戦コンがフィットすると思ったので、転職活動を開始した。

コンサル転職の対策期間

平日1時間、週末は午前・午後のどちらかはケース対策をした。
・全期間:10か月程度
・ケース面接対策:9ヶ月
・ビヘイビア・職務経歴書:1ヶ月程度。職務経歴書は最初に一通り作成し、徐々にブラシュアップした。

選考対策

(1)総括
私の場合は転職活動初めの1ヶ月位で試しに総合コンサルを受けたところ内定を頂けた。
入社しなかったがアプライから実際の面接を経験することができ、コンサル転職の全体感を早くつかむことができた。
しかし同時に、内定を得た企業の選考内容が緩く感じた。戦略ファームの選考では通用しないと考え、ケース対策を集中することにした。

(2)コンサル転職で一番苦しかったこと
前職で休日にゴルフに付き合わされて対策が出来なかったのが辛く感じた(笑)。自分は将来のことを考えている中「なんでこの人達と遊んでいるだろう?」と感じてしまうのが辛かった。温度感が違う人と一緒の環境にいるのが一番辛かった。

(3)ケース面接対策でしたこと
書籍のインプットはマストとして、ケース面接の壁打ちを早めにやっておいてよかったと思う。「ケース面接では何が重要か」ということを何となくでも、早めに分かっていた方が成長率は違う。

実際コンサルで働いているor働いたことがある人とケース面接対策をすることで「コンサルタントが普段どういう思考で考えているのか」についてフィードバックもらえ「コンサルはこう考える」みたいなのが理解出来る。
この経験は、実際に自分がコンサルとして働きだしてからも非常に役に立った。

(4)ケース面接対策での苦労
「本番でどの様な解答をすれば通過できるか?」を掴むのに苦労した。今となっては新規性のある打ち手を述べる必要はないと分かるが、当時は判断が付かなかった。

(5)コンサル対策道場を受講した理由
X(旧twitter)で知り初回価格が安かったので申し込んだ。詳細は覚えてないが、めちゃめちゃ良かったなと思って継続した(笑)

今振り返ると、フィードバックや対応の丁寧さが刺さっていた。
フィードバックはお題の模範解答だけでなく、「私の考え方だと、どうすればよいか?」といった私自身の考えに合わせたフィードバックが丁寧だった。

フィードバックでは改善点だけでなく良かった点のフィードバックをもらい接しやすいのもよかった。
田中さんの人柄でコミュニケーション上の怖さは全く無かった。

(6)コンサル転職対策道場を受けたことで解決したこと
自分の場合は、幅出しや構造化、プレゼン(話し方)が磨かれた。
また、本番(選考)の振り返りを文章で纏めて、それを田中さんに送り、田中さんから口頭と書面でも纏めてフィードバックを頂けたのもよかった。

それにより「どう解答すべきだったか?」という振り返りとネクストアクションを擦り合わせ出来た。1次面接の内容を田中さんと一緒に振り返ることによって、2次面接に迷いなく臨めたと思う。

そういう対策の仕方をしてくださる方は、なかなかいないかと思う。この振り返りの準備の中で文章化することで自分自身気づく点があった点も結果としてよかったと思う。

(7)コンサル転職対策道場をお勧めできる人、できない人
全員にお勧めできる。特に親身に二人三脚で伴走してほしい人にお勧め出来る

戦略ファーム入社後

(1)戦略ファームに入社した感想
・結論として良かった。ビジネスマンとして求められる思考力は養われる。求められるスピード感も違うので、日々成⻑出来ている実感がある。スピード感は前職だと1週間で求められる仕事が戦コンでは1日に凝縮されるイメージ。
・フィードバックを上司に求めれば積極的に時間を使ってくれるのも驚いた。育成面は想像より手厚い。

(2)ギャップや不満
・ 自分がジュニアスタッフであることが前提だが、結局は資料の提出で終わってしまうため、事業会社と比べて事業を動かしている実感は沸かない。
クライアントから「これいいね!」と言われることはあっても、「これでいこう!」となることは今のところない。この点はギャップだった。
・入社後もっと詰められると思っていたが、そんなことはなかったのもギャップだった(笑)
・その他だと、論理だけない感情で人の動かし方は前職で鍛えられてよかった。コンサルだと、感情面を考慮したコミュニケーションで人を動かすのは前職より感じない。

(3)コンサル転職対策道場が戦コン実務でも役立ったこと
・入社してからも話し方(プレゼン)が、めちゃめちゃ分かりやすいと褒めてもらえる点。これは田中さんとの対策で、話し方をフィードバックしてもらい意識するようになったからだと思う。
・また、内定迄ではなく戦コン入社後のアフターフォローも継続してもらっているのも助かった。入社後に志望するプロジェクトへのアサインや、上長からフィードバックをなかなかもらえないと悩んでいた時に、田中さんに相談出来たのは大きかった。
おかげで、今では志望するプロジェクトに入り、フィードバックも多くもらえるようになっている。

(4)今後のキャリアの目標
コンサルに入って思ったのはやっぱり自分で事業を動かしたい気持ちがあるので、何かしら自分で事業を動かす環境で働きたい。事業会社に転職するか、自分で起業するかは、未だ分からないが、コンサルという立場で働き続けるのは中長期的にはなさそう。

終わりに(これから戦コンを目指す方へのメッセージ)

「戦略ファームでなぜケース面接が求められているのか?」を理解した上でケース面接の対策を進めると成⻑率が段違いです。

入社後分かったのは、経営者の立場で考えるとリソース(経営資源)が限られるので、「はい、全部やりましょう」と出来ません。「どこかを集中をやっていきましょう」といった意思決定が必要になります。

そう考えたときに、まず「選ぶ能力」、言い換えると「捨てる能力」が必要です。
そして、それをちゃんと説得出来る「説明力」が次に必要になると思っています。

ケース面接でも、実務を想定して「これをやった方がいい」とスタンスを取ること、そして自分が取ったスタンスに対して説得力を持って説明する必要性が理解出来ていると、成長度合いも変わってくると思います。

現職と並行して対策の時間を取るのは中々難しいと思いますが、皆様の合格を祈念しております!


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