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入職2日目に「死亡退院」という言葉を知った

入職2日目の、朝の申し送りの時間に「死亡退院」という言葉をはじめて聞いた。

お亡くなりになった患者さんにも「退院」という言葉を使うことを、はじめて知った。

入ってくるのが入院。

出ていくのが退院。

言われてみればそうなんだけど、もっと違う表現があるのかと思っていた。


死亡退院となると、例えば排泄表の、その患者さんの欄の死亡時間に「ENT」と表記されて、横線が引かれる。

ENTはドイツ語のentlassen(退院の意味)の略語だということも、併せて知った。


入職してから、もうすぐ丸7カ月。

働いている階から退院する患者さんのほとんどが死亡退院。

介護施設へ移られた患者さんが2人。

自宅で最期を迎えるために退院された患者さんが数名。

お正月に、家族のレスパイト(休息)のために5日間ほど入院して退院された患者さんが1人。


これが私の職場なんだなと再確認。

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