「事実をもとにした物語」として
病院勤務になって、あっという間に半年が過ぎた。
「毎日感動」というと薄っぺらい感じがするけれど、本当にそんな感じ。
最初のころは、自分の出来の悪さに泣き、患者さんに申し訳なくて泣き、患者さんになぐさめられて泣き、患者さんの生きる姿に泣いた。
今も、泣きそうになることはしょっちゅうあるし、実際に泣くこともある。
もう30年ぐらい前の話だろうか。
CMソングの作曲家が、「メロディーが浮かんできても、すぐには譜面に書かない。CMソングはみんなの印象に残らないとダメだから。1日経っても覚えているメロディーじゃないと」というような話をしていた。
このnote、最初は、その日の出来事をすぐに書こうと思っていた。毎日感動していたから。
でも、実際にはそうできなかった。
思いつく理由は2つ。
心が動かされることが多すぎて、「落ちついてから書こう」と思ったのが1つ。
事実を事実のまま書くのではなく、物語になってから書こうと思ったのが1つ。
ようやく「半年前の話から、覚えていることを、少しずつ書いていこう」という気になった。
そろそろ、書くことで整理していかないとダメなんだろうなと思っている。そんな2020年6月。
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