小6長女の交友関係に使えた「思考のパターン」
うちの長女、現在小学校6年生。
小6ともなるとその交友関係はなかなか複雑になりますね。
私もむかーしむかし通った道とはいえ、我が子が悲しい思いをしているのはやはり見ていられません。
だからと言って、あーだこーだと言うのもどうかと思うし。
ましてや、長女の友達の事を悪く言うのもやっぱりよくないと思う。
昨日も土曜日なのにずっとスマホを眺める長女。
どう見ても悲しそうだ。
長女のいいところは嫌な事があったり、悲しい事や悩みがあるような時は部屋にこもらない。
だいたいリビングで様子を匂わせ、こちらが声をかけてくるのを待っている感じだ。
「今日は遊びにいかないの?」
との問いに、
「遊びに行きたいけど、遊んでくれる友達がいないの」
「Aちゃんや、Iちゃんは?」
「私が遊びたいってメッセージしても私とは遊びたくないって言われるの」
おお....確かにそれは悲しい。
長女のつるんでいる友達はある意味「イケてる」子達で、うちの長女はどちらかというと「あまりイケてない」の部類に入ってると思う。その「あまりイケてない部類」に入る元々のベストフレンドが、このグループと一緒に遊ぶようになってから何かがおかしくなってきたようだ。
それでも長女はその子達と遊びたがるし、その子達と一緒にいるのも居心地がいいらしいから不思議なもんだ。
正直、彼女たちのやり取りを見ていて気分が悪くなる時もあるし、違う子達と遊べばいいんじゃない?と思ったりもする。
でもそれは親の私の主観であり、その主観を子供に押し付けるのはやはりよくない。
長女がその子達と一緒に遊んでいて楽しいから遊びたい、というのが全てで、長女が遊んでてもつまらない相手を当てがうのは、自分がやられてもやはり困るわけですから。
だから、こういう時はただアドバイスして見守るのみ。
スマホを眺め泣きそうになっている長女。
「ずっと眺めてるけど、何見てるの?」
と聞くと、
「みんなの送り合ってるメッセージ」
無情にも長女の目の前で会話は繰り広げられているらしい。そんなグループ抜ければいいのに。なんて思ったりもするけど、気になるのは痛いほど分かる。
ここで私閃いた。
みんなでやり取りしてるメッセージ?
ではでは、個人攻撃ならぬ、個別メッセージが有効なんじゃないの?
だいたいグループチャットっていうのはみんなが見ているから、本当の事を言わない(言えない)人も多いはず。
そしてそこにAちゃんや、Iちゃんの発言が出ているのかも怪しいもんだ。
「メッセージ、Aちゃんや、Iちゃんに個別で送ってみたら?みんなのところとはまた違う意見が出てくるかもよ」
「そんな事したって変わらないよ。もう、いいよ。きっとみんなで集まって遊んでるに違いないんだから」
なるほど、長女の頭の中では「みんなで集まって遊んでいるに違いない、そこに私だけが入れない」というストーリーが出来ているんだ、と気がついた。
タイムリーに「思考のパターン」を学習した私は、あ、こう言う事だな。とすーっと降りてきて、まるで鬼の首を取ったかのように説き始める。
「ねえ、今、あなたが頭の中で考えている事、それが自分の行動をコントロールしてるって知ってた? きっとみんなで集まって遊んでいるに違いない。私だけがハブにされているに違いない。って思い込んじゃってるでしょ。で、私だけが遊べなくて悲しい、ましてや個別にメッセージ送ってそれが真実だって知って更に傷つきたくない、だから、行動に移せない。分かる?行動に移せないのは全部あなたの頭の中で作られてるの。でもこんなの続くの嫌でしょ?だってみんなで集まってるかどうかなんて分からないんだもん。Aちゃんは家にいるかもしれない、Iちゃんは家族で出かけてるかもしれない。それなのに、想像で勝手に作り上げて自分だけ遊んでもらえないって悲しんでるのって、ちょっと時間の無駄じゃない?」
近くで聞いている主人も「それは正論だ」と頷いてくれるが、こんな時ほど当事者は正論は聞きたくない。それも分かる。
「頭の中で考えてるだけだと分からない事もたくさんあるから、もし、自分がメソメソしたままが嫌だったら個別でメッセージしてみてもいいんじゃない?それが本当だったら、残念だけど悲しいままで、違かったら安心できるって事でしょう。とにかく、このままが嫌だったら何かしたほうがいいと思うよ」
と言い放ち、洗い物のためにキッチンに入る。
暫くすると長女の声が、
「うん、うん、分かった。もうすぐ行くね」
髪をとかし、着替え始めた長女にどこ行くの?と聞くと、
「Aちゃんのとこに遊びに行ってくる」
危なく口からこぼれそうな私の言葉、
「ほら、やっぱりね」
この言葉ほど、この状況で1番聞きたくない言葉だろう。
今回はたまたまうまくいっただけかもしれないけれど、
やっぱり思考を変えると行動が変わる、というのは実証された。
とにかくこのまま長女の交友関係が良い状態を保ってくれることを切に願う母でした。
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