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行動を躊躇い何もせずコトを済ますのか、もしくは鎧を脱いでさらけ出すのか。

「いくつになっても恥をかける人になる」

実はこちらの書籍の感想というか、著者の中川 涼氏のセミナーに参加した際の感想を綴った記事を以前書いているので、若干被る部分もありますが、感銘を受けた本の熱い思いを再度語れるなら!と、感想文応募用に再度書きました。

「無知だと思われたくない。」

「なんだ知らないんじゃん。って思われたくない。」

そう思って構えてしまうのはごく当たり前の事で、それはどんな成功者でも名声のある人でも同じなんだということ、そして、そう思うことを恥ずかしいと思う必要はない。そう背中を押してくれる。私にとってこの「いくつになっても恥をかける人になる」はそんな存在になりました。

若いから感じる恥と、重鎮が感じる恥の種類は異なるものの、恥ずかしいという感情で行動が抑えられてしまうというのは同じ。だから老若男女問わず、誰もが一度は読んで欲しい一冊です。

「子供には分からないなら聞きなさい。分からないことを分からないままにする事の方が恥ずかしい事なんだよ。」なんて説いてるくせに、大人が手本を示せていない。これってあるあるですよね。

行動を躊躇って何もしないでコトを済ますのか、もしくは鎧を脱いでさらけ出すのか

自分以外のそういう「恥ずかしい、どうしよう.. 」という心の葛藤ってなかなか見えないし、気づかない。

「やっぱり私ダメだな~」なんて、殻を破れない自分にウツウツとすることもよくありましたが、この本に出会ってからは根本的なところから意識が変わったような気がします。なんせ錚々たるキャリアや経歴をお持ちの皆さんも恥をかくことに躊躇いを感じ悩まれている、そう聞けて、

「全く肩書きのない私は恥をかいたところで何も失うものもない、これって最強じゃん!」

と気付かせて頂き、何かが吹っ切れた爽快感さえ感じさせて頂きました。

そしてまずは手近なところから始めてみた

コロナ渦で身動きがままならない不自由さの反面、Zoomを始めオンラインで参加/完結できる事が100倍速の速さで進んでいるように感じます。

特にシンガポールはロックダウンがあったし、私自身こんな状況にならない限りこんなにオンラインでの交流やセミナーに目を向けることはなかっただろうなと思うと本当に感慨深い。

知識だけでなく、コネや繋がりを求めてセミナーやお話会に参加するものの、やはり顔出しや発言がなかなか出来なくて、終わってから「あ~、もっと主張しないと全然印象残らないじゃん...」と一人反省するばかりだったそんな中、この「いくつになっても恥をかける人になる」の本で目覚めたわけです。

せっかく時間とお金を使って参加してるというのにアピールしない手はない。

全くもうその通り!ましてや、終わった後に参加した達成感がないなんてどういう事だ!

と心機一転。

それからは、参加する前や申込む前に「カメラはオン!」をデフォルトに、発言は「少なくとも1回はする!」と心に決めて拝むようになりました。

もちろん、中川氏のセミナーに参加した時もドキドキでしたが初志貫徹!

そして、そのセミナーで中川氏が仰って下さった、

「自分が話している事に反応が見える、笑ってくれる。それだけで話してる側は助けられるんです。」

と聞けて、私の小さな勇気は小さく誰かに役立ってるんだ、と嬉しくなりました。

聞いてる側は、話してる側がこちらを気にしてるなんて考えた事も無い方が多いんじゃないかと思います。まさか見られてるとは!?そんな感じですよね。

でもこんなふうに言ってくれたら「自分が聴きたい!」と選んだスピーカーの方の話す環境に自分も携われるんだと思ったら嬉しくなりませんか。

「恥はチャンスを見つける目印になる」を手本にした実行例

先日通信の初のオンラインスクーリングを受けた時、講師が「交流を深めるために」と、ブレイクアウトルームを作ってグループ分けしてくれたんですが、

15~6人いるルームで顔出ししているのは私のみ…

こ、交流……??

マストではないし、チャットでも良し。との事だったからというのも有りましたが、その状態で静かに1分経過.....

どうしたもんだか、と、チャットに書き込もうとしたその時、

恐らくその状況に見兼ねただろうであろう方が1人、カメラオンで挨拶してくれて、そこからぎこちない2人のトークショーの始まり始まり。笑。

それを他の皆さんが観てるんだか、聞いてるんだか分からない中、話の内容に反応して声だけ参加してくれる方が1人、また1人と出てきて、だんだんと賑やかに楽しくなりました。結果、やっぱり恥をかいてでも何かを得ようと頑張ると最終的には達成感が生まれます。

やらなくてもいい選択肢があるから「面倒くさいからやらない」「恥ずかしいからやらない」となりがちですが、その「面倒くさい」、「恥ずかしい」を乗り越えた先に見える景色は確実に心に残ります。そして、その乗り越える努力をした分、その一生懸命さが相手の心を開き、良い印象を残し、話をスムーズに持っていく事が出来るんだと思います。

私が一番印象に残ったページはこちら

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いつかはいつまでもやってこない。
待ってる間にチャンスを探し回ってる誰かが自分のモノにしているのだ。

これズキューン!!!ときませんか。

私はきました。だからここだけスクショ撮って保存してます。

この本を読む前だったら、

努力して待つ→良◎

チャンスを探し回る誰か→悪✖️

みたいな見え方をしていた私ですが、

いやいやいやいや、違いましたね。

これって言い当てはめれば、「カメラオン」も「発言」もせずに、面倒臭がったり、身を守ってたあなたに、都合の良いようにスポットライトが向けられるってことはないよ。ってことだと思うんです。

他人事のように向こう側から観てるあなたの目前で、恥を承知にがむしゃらに頑張ってた人がチャンスを持って行ってしまうのはある意味当たり前で、逆にそうでないとやり切れない気持ちにまでなる、そう思えます。

また、恥をかいてもいい、自分はこう言う人間です。と鎧を脱いでさらけ出して対応してくれる人には、親近感は湧くし、自分もガードを下げて対応できる、そして何より「応援したくなる」そんなもんじゃないでしょうか。

たぶんチャンスってそういうところから芽生えてくるんじゃないかな、とも思えます。

完璧じゃないから人間。

恥ずかしいという思いがあるのが人間。

そして弱点だと思うことが逆に強みになったりするのも人間。

「恥はチャンスを見つける目印になる」

月並みだけれど人生って本当にあっと言う間で、「恥ずかしいから」なんて言ってる暇はありません。やりたい事をやりたいうちに、やれるだけやるために、恥をかきながらも前に前に進んでいきたいと思うし、誰もが前に前に進んで行って欲しいと願います。

せっかくのチャンスの目印を見落とさないように、恥を乗り越えて生きていこうじゃありませんか。


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