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 2023年7月、2階客室作りに着手。ようやっと…

まずは2022年秋に作りかけのまま体調不良で中断していた北西の部屋のバスルームから片付ける。
私にとってここはちょっとトラウマ的な場所で、その時期に頑張り過ぎてしまったせいで疲労とストレスが原因で膀胱炎になってしまったのだ。その後の坐骨神経痛と並んで人生最大の痛み。しばらくの間この部屋の中には入りたくなかったのが正直なところ。

ここまでが2022年9月の作業

 腰を気遣いながら少しずつセメントと砂を運び上げ、ブロックも一度に2つずつだけ持って上がる。これ以上増やすと絶対腰おかしくする。少しずつ、少しずつ。50女性が一人で出来ることには限度があり、そこを無理すると取り返しがつかなくなりそう。今までの感覚で「出来る」「もう少し頑張れる」以降も進めるのはもうダメで、「もう少し頑張れる」の一歩手前でやめておかないと怪我をしたり、次の数日間を疲労で無駄にしてしまう。少しずつ、長く。

一年半の時を経て、再開です

 そしてようやくリズムを掴めるようになる。

 二勤一休

 月金の会社勤めではないので、あれこれある作業や仕事のうち、体力仕事は二日続けて一日休む。その二日も、一日中ではなく半日ぐらい。体力使わずに住む作業とその間にポイポイと入れ込んでいく。一日休みも、その日に食事を作り置きしておいたり、軽い家事をしておいたり。そう考えると「結局丸一日、休養できる日がないじゃん」とも思えるし実際そうなんだけど、それは臨機応変に、二週おきぐらいに丸一日何もしない日を作ってみたり(とはいえ、純粋に何もしない日、なんてありえないんだけど)。

えっさほいさです

 砂とセメント、超強力防水の特殊セメントなどを使ってシャワースペースを作っていく。その合間に、同じ客室の寝室部分の壁を色塗りしたり。

ガラス瓶も入れてみた
こんなふうになりました


 室内の家具などもリサイクル品に手を加えて使い倒したいので、その検索も続ける。主に、地元民が出しているFB Market Placeで。

 ちょうどいい感じの白い家具(おそらく娘ちゃんのベッドルームにあったと思われる)を取りに行った際に、焦茶色の高さのある引き出し付きの棚、座面がくるくる回る木製スツールもあったので買ってきた。このスツール、座面に焼けこげがある。すごく愛おしい。焦茶の棚は私の作業スペースに、スツールは今後キッチンあたりに置くことにする。

三つまとめて買ってきた

 白い家具は天板に穴を開けて、小さな板を追加で挟み込んで高さを出して蛇口を設置。よく街のレストランのトイレなどで、このひと工夫をしないがために蛇口が洗面台の鉢ギリギリになってしまい、手を入れて洗うスペースがなくなっていることがある。施工業者の無計画、無責任、施主の指示不足、確認ミス、まあいいかで終わらせることが原因だと思う。でも私たちの家にそれを持ち込みたくない。私たち目線ではあるが「使いやすい」が第一。

可愛いお花のシールはそのままにしておきました

 水道の配管も部分的にとても力が必要な箇所はあったものの、原理はわかっているのでさくさく進められた。

水漏れ一滴もございません!
ここきっちり絞めておかないとね

洗面台のテーブル部分も少し広げたいので、廃材を横にくっつけてみる。手作り感満載ナイスな感じになりました。あとは配管見えてるあたりを布でも貼って隠すかな

たら〜〜ん

 ある日、移動中のクマ夫から「ここにこういう木の箱が売られているんだけど、使えそうなら取り置きしておいてもらおうか」と連絡。がっしりとした木箱が山積みになった写真が送られてきた。10個ほど、破損の少ないものを取り置いてもらい、すぐに出かけていく。車の修理工場で細かなパーツなどを分けて入れるのに使っていた箱らしい。30~40年は使ってたんじゃないかな、とお店の人談。面白い。綺麗にすればまだ使い道はありそう。車に入るだけ積んで買って帰る。

車にMax積み込みました

 一つ一つ綺麗に拭いて殺虫剤をかけて消毒。さて。これをどう使おうか。などと悩むまもなく、客室バスルームの簡易クローゼットに決定。三つ立てて固定したものに、縦横あれこれ継ぎ足してハンガー部分を増設。箱の内部も段を増やす。一番下の間仕切りの板はあえて打ち付けず、ブーツも置けるように。

もちろん、釘留めしてございます
これぐらいあれば十分かな、と


 寝室部分の壁を、あれこれ使って塗ってみる。特別な技法なんて知らないし特別な道具も使わない。そこにあるものだけで気分で塗っていく。無心になって塗っていく。結構楽しい作業。

さて、始めますか
こんな具合です

 その後、床も塗り終えて改めて部屋を見てみる。

 作業が終わると、その部屋はしばらく入ることはなくなる。他の部屋の作業のために、家具などをこの部屋にまとめて入れることにする。そうして久しぶりに部屋の壁を見ると、ん〜、この壁を塗った時の気分がそのまま現れているな、という思いに。だがしかし、クマ夫は「僕この壁好きだ〜」と言っているのでまだしばらくはこのままにしておこう。本当に気が変わってどうにもならなくなったら塗り直す。

 寝室のカーテンレール(レールじゃなくてただの木の棒だけど)をつけるのはクマ夫の得意技なのでやってもらう。カーテンはもう出来上がっているけれど、まだつけなくてもいいのでしばらくはこのままで。


 一つ残している課題

 シャワースペースの「シャワーカーテンどうするの」問題。

 シャワーヘッドを真上からお湯が出るタイプにすればカーテン自体つけなくてもいいんじゃないかな、とも思うのよね。でも出入り口部分には少し欲しい。まあ、こういうのは必死になって解決策探さなくても大抵ぽこっとアイデアが落ちてきたり目の前に出されたりするものなので、急がず焦らず、でも忘れずにいれば良い、と思っている。この辺り、せっかちでキリキリしていた東京時代から一番変わった部分かしらね。そのうちなんとかなる、っていうアレ…


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