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さて、家を作るにあたって一番力を入れたかったのがキッチン。料理するの好きです。仕事にはできない、大変だから(お仕事にしているひとごめんなさい)。でも、できる限りちゃんとした食材で手作りしたい。さて、どう作ろうかな、と色々デザインを見ているうちに面白いものを見つけました。

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 撮影された場所も時期も不明な一連の写真は、ラテン風味ちょっとヒッピー系の男女が、ブロックで縦の壁を作った上に竹を組んで台座にし、そこに(おそらく)バハレケ(例の、幻に終わった土壁)と同じ素材の泥と枯草を混ぜ込んだものを塗り固めて作っていく。
 キッチンって、手作りでできるんじゃん!
 既製のアレとコレを買ってきて組み合わせて業者に取り付けてもらうとしか考えがなかったけど、これならできそう!
 (全部をお見せしたいところですが、FBで流れてきた出どころ不明なので一部分のみ)


 と言うことで、この方法で作るのを前提に、どこに何をどんなふうに設置するのかを企画し始める。

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 ようやく出来上がった階段に腰掛け、キッチン予定地の写真を撮って、その写真の上にあーでもないこーでもないと、お絵描きツールで書き足していく。

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 窓はすでに南に向けてできている。
 最初から、ガス台はこの窓のあたりにすることに決めていた。料理に集中していても家の庭(と門)が見渡せるように。
 な〜〜の〜〜〜に〜〜〜
 ちゃんとヘススにも説明したのに、ガスの配管が西側の壁についてるし!!
 はい、修正。

 気を取り直して。
 キッチンの設計をプロとするときに、カウンターの高さをどうするか動線をどうするか、色々と参考になる説明のウェブサイトも見つけられた。
 私とクマ夫の身長差は20cm強。これまで住んでいた家のキッチンは私には少し高め、クマ夫には少し低め。私が楽に作業するには少し踵のあるサンダルを履いていたし、クマ夫が洗い物する時には足をば〜〜んと広げて腰を落として洗い物をしていた。
 と言うことで、窓に向いた部分は私の高さに合わせる。
 そこから二人がすれ違える距離を置いてアイランドを作る。アイランドの高さはクマ夫さんが使いやすいようにかなり高め。


流し台は、メキシコの一般的なものだと深さが14cmしかなく、大鍋を洗ったり大きめの魚を捌いたりするときにちょっと不便。まずはこの「深めの流し台」を探すところから。
 ホムセンには当然「売れ筋」しか置かれていないので、専門店が並ぶあたりを狙う。四軒目で深さが20cmあるものを見つける。
 蛇口が何故かどのお店を見ても結構お高い。他のパーツに比べてこの部分だけが格段に高い。なぜだろう。

 キッチン作りに取り掛かる前に、その周辺の壁と天井を漆喰とシーラー、ペンキで塗らねばならない。雨季で乾くのに時間もかかり、二週間。この後、8月後半からキッチン作りに入る。

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セメント微調整、漆喰、シーラー、ペンキ。なかなか手際良くできるようになりました。

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