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任天堂のかつて出していたトンデモ商品(おもちゃ) 

私の子供の頃は、三丁目の夕日より少し後の時代
あそこまですごくはなかったけど、日本がまだまだ成長期の真っ只中
家にお風呂があるウチは珍しかった時代(だそうです、小さかったので当然知りません)
昔の写真を見ると一面に広がる田んぼ、舗装していない道路 etcetc。
東京にひたすら近い埼玉ですら、そうでした。
大人になってその場所に行ってみましたら、当たり前ですが一面ビル群でした。

そんな中、長男として生まれた特権で、ワタクシは結構おもちゃを買ってもらったと思います。
両親の兄弟の中でも早い子供だったので、叔父叔母からも貰えたし。

で、結構前になりますが、懐かしおもちゃのことを書くと宣言した回がありました。

最後に他のおもちゃのことを書くと言って、全然書いておりませんでしたので、今回そのことを書こうと思います。
まあ、全部任天堂のおもちゃのことですけれど。

任天堂、自分らより上の世代は花札とかトランプのメーカーとして認識しているようです。
下の世代から現代に至る世代は、勿論「ファミコン」の会社。

でも我々昭和40年代世代は

おもちゃメーカーの任天堂だったんですよね。


「ウルトラ」なんとか、というシリーズのおもちゃが有ったのですわ。

名前だけ聞くと、なんだか身のすごいものに聞こえませんか。

実は意外にトホホなのものでありました。


今回は、その任天堂おもちゃの個人的トホホランキングベスト3 を発表したいと思います。

(あくまで個人的独断と偏見に基づいております。)

第3位 ウルトラマシーン

いわゆるピッチングマシーンです。
変化球も投げられるという優れもの。
ただ、投げる球はピンポン球みたいな小さくて軽いものであったため、風の影響をモロに受けるため室外で使用することはまず不可能。
逆に室内でやるには日本家屋では狭すぎました。
何より小学生にも上っていない子供にはバットで球を打つこと自体が至難の業
そんなわけで、しばらくして使わなくなってしまいました。




第2位 ウルトラハンド

これ、身も蓋もないことを言えばただのマジックハンドなんですよね(笑)
一般的なやつよりかなり長いのですけれど。
ただ、本体はプラスティックですから、あまり重いものを掴むとグニョ〜ンと曲がってしまったんですよね。
せっかく買ってもらったのですが、ちよっと使っただけで、その後使われることなく押し入れにしまわれました。


第1位 ウルトラスコープ

使い道がない、といえばこれが白眉でした。
当時テレビCMがしきりに流れていたのですが

主人公たる子供が家族でオープンカーに乗っていると、突然渋滞に巻き込まれます。
そして、その原因を調べるべく子供が取り出したのがこの「ウルトラスコープ」
先端が潜望鏡のようにするする伸びていくと、遠くのものが見えるのです。
原因は・・・焼き芋屋さんが引いている屋台が道路に迷い込んでいただけこのことでした。
と、いうCMでした。

「見える、見える、見える、ウルトラスコープ!🎵」
というCMソングもよく覚えています。

これを見てたちまち欲しい、と思いました。

買ってもらいました。
が・・・。

第一、あのCMのようにオープンカーのようなものはわが家にはありませんでしたし、そもそもそんなに高いところから覗かなければならないシュチュエーションに出会ったことがありません。

でも、何かこっそり覗き見するスパイグッズのようなロマンがありました。
あの当時サンスターのスパイ手帳とか流行っていたし、そういう流行りに乗っかっていたのかも。


ところが、CMでは分からなかった(あえて出さなかった?)とんでもない欠点がこのマシンにはあったのです。

それは・・・

作動音がとんでもなくうるさいこと

です。

このマシンは電池式で先頭部分がグーンと1メートルくらい伸びるんですけど、その際の動作音がとてもうるさい、ギーギーギーギーと。
モーター音とそれに伴いギアが出す音なんですけれど。
とても実際のスパイが使えそうにもありません。

あと、買うまで気が付かなかったのですが、このウルトラスコープ、見える仕組みは先端の鏡との覗くところにある鏡の反射によるものなんですよね。
ワタクシ買ってもらうまでずっと電子的な何かで見えるものと思ってましたので余計がっくりでした。
(当時の子供用オモチャでそんなだいそれた機能ががあるわけないのですけれど)



このウルトラシリーズ全体に言えるのですが、共通して言えるのが

あまり使い所がない(笑)

ということでしょうか。

1番使い所がなかったのはウルトラスコープでしたけれど(あくまで個人的感想です)
おもちゃですから当たり前なんですが(笑)

でも、今となってはひたすら懐かしい「おもちゃ」であります。


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