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脳は否定文を理解できない

今日のテーマはタイトルの通り。
【脳は否定文を理解できない】
このタイトルを見て『?』と思った方、具体的に考えてみましょう。

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次のセリフを頭の中でイメージしてみて下さい。

・「廊下は走ってはいけません」
・「間食してはダメ」
・「タバコは吸わないで」

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どうですか?
皆さん、それをしている風景やその物を一度思い浮かべてから、その上に✖を付けるイメージが湧いたのではないですか?

・廊下を走っている映像に✖
・おやつやケーキを思い浮かべて、その上に✖
・最後は分かりやすく、『禁煙マーク』
(🚭←こんなやつです)

「○○してはダメ」
「△△をしないで」

そう言われると、脳内では一度それをしているところを思い浮かべて、その上に✖をつけるコトで理解しようとします。

一度思い浮かべるので、どうしてもそれをしている自分のイメージがまとわり付いてしまうのです。

イメージがまとわり付くというのは、CM効果と同じ。
何度もその映像や音声を聞かせるコトによって、人の行動をそちらに誘導する為に用いられる手法です。

私は
『何だかケンタッキーが食べたい気分だなぁ』
というのが月に1回はやってくるのですが、おそらくCMのせいです(笑)

「廊下は歩きましょう」
「バランスよく食事を摂りましょう」
「喫煙スペースはこちらです」

このように肯定文で伝えた方が、頭の中での理解はより深まります。
(禁煙が目的の場合は、また別の話になりますが…)

『ポイ捨て禁止』
の張り紙の前にたくさんゴミが捨てられている光景を度々見掛けますが、近くにゴミ箱を設置して
『ゴミはこちらへ』
と誘導する方が良いと思います。

コロナ初期にトイレットペーパーが買えなくなるという噂が出回った時、スーパーや公衆トイレの中に補充用として置いてあるトイレットペーパーが盗まれる事案が多数発生しました。

その時にあるスーパーで
『トイレットペーパーは日用品売り場で販売しております』
という張り紙をしたら、窃盗はなくなったそうです。

一方別のスーパーでは
『これは備品です。盗らないで』
と張り紙をしましたが、盗みは減らなかった。

会話の中で頻繁に否定文を使ってしまう方は、それを肯定文に変換できないかを考えて話すと、相手に伝わりやすくなります。

「下を向くな」ではなく、「前を向いて」
「泣かないで」ではなく、「笑顔を見せて」

そんな声掛けが出来れば、ポジティブな世の中になるような気がします❣


#共同親権ってなに #否定文 #肯定文 #脳 #理解 #ダメ

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