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マニピュレーター~あなたを狙う攻撃者~

あなたの職場にも居ませんか?執拗にマウンティングをしてくる人、ミスの責任を他者に転嫁する人や、業務指示を無視する人。
ひょっとしたら彼らはマニピュレーターかも知れません。そしてもしあなたが彼らに頭を悩ませているのだとすると、あなたは彼らの標的になっている可能性があります。
実は私自身も彼らからの攻撃に悩んでいる時期がありました。上司であったり同僚であったり。彼らは虎視眈々と私の弱点を探し、肉食のハンターのように私を攻撃していたのです。
今回は以下の3つを解説していきたいと思います。
1.マニピュレーターとは何か
2.彼らからの攻撃に備える
3.どう対応する?

1.マニピュレーターとは何か

マニピュレーターを心理学的な言葉で形容すると『パーソナリティ障害』を患った人です。俗っぽくいうと『メンタルが強過ぎる』人でしょうか。彼らは『メンタルが弱い』人の対極にいます。
パーソナリティ障害の特徴的な考え方としては『自己の欲求』に対して非常に従順で、自己の利益以外に興味がないコトです。他人からの評価すらも気にしません。そのため他者と争うことに躊躇いがなく、勝利に対して異常に固執します。
そしてこれらが表面に出ている人たちはサイコパスとかナルシストと呼ばれたりします。
しかしマニピュレーターは上記の人達とは少し違います。マニピュレーターはその攻撃性を巧みに隠すのです。そして全方位に対して戦いを仕掛けるのではなく、特定のターゲットを攻撃して支配下に置いて操り、自己欲求を満たすために利用し続けようとします。

2.彼らからの攻撃に備える

彼らの攻撃パターンは多岐にわたるのですが、早期に彼らからの攻撃に気づく方法があります。それは自分の『罪悪感』もしくは『羞恥心』が刺激されたかという点です。あなたが社会生活をするうえで避けられない対立、議論、指導といった場面で、あなたが不快感以外にこの二つの感情を刺激された場合はマニピュレーターからの攻撃を受けている可能性があります。
なぜなら人は贖罪や汚名挽回のために他者に対して奉仕したい(一肌脱ぎたい)と考えるからです。
『私のことを愛していないからそんな酷いことが言えるんだ!』と家族や恋人から涙ながらに訴えられてたじろいだり、『その年でそんなこともできないのか』と上司から責められたりした経験はないでしょうか。
そういった言動で”常に”あなたを攻撃してくる人はマニピュレーターの可能性があります。

3.どう対応する?

ではそんな攻撃者とどのように対峙すれば良いのでしょうか。
マニピュレーターは勝利に固執します。つまり敗北だけは受け入れたくないのです。相手を道ずれにしてでも。そうなると打ち負かすという選択は誤りだとわかります。
私の考えでは対応は2つ。
一つは逃げること。攻撃者の射程範囲から外れれば攻撃を受けることはありません。学校や会社でいじめにあったら、転校したり転職したりするのです。いつか彼らに罰が下ることもあるでしょうがその前に自分が潰れるリスクも十分にあるので、私ならこの方法を選ぶと思います。
もう一つは交渉すること。ビジネスでいうところのwin-winの関係に持ち込むことが出来ればあなたへの攻撃は止むはずです。自己欲求は満たされ勝利もしているので彼らとしては受け入れやすい状況です。ただ、これは彼らより能力的に優れている必要があります。つまりそんなに優秀な人なのであればマニピュレーターと良好な関係を築くための労力を使うよりも、自己実現のために努力した方が結果的に大きなリターンが得られます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。昨今マニピュレーターは非常に増えてきています。学校のクラスや会社の部に一人くらいはいるのではないでしょうか。
攻撃されて疲弊する前に、気づいて対策してくれる人がひとりでもいたら幸いです。

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