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データを連携するRPA

あなたの会社にはいくつのシステムがありますか?
そしてそれらはどのように繋がっていますか?
少し前まではEAIという仕組みが主流でした。SNSやビッグデータの時代になってETLが見直されました。
なので今は基幹システムはEAIを使い、ビッグデータはETLを使ってデータを繋ぐ時代なんだと思います。

変化の兆

そんな中で変化の兆しというか新たな事例が出てきています。
それがRPAでデータを連携するというものです。
背景にはSaaSと呼ばれる形態のシステムサービスの隆盛があります。
人事、CRMやPOSといったあらゆるシステムがサービスとして直ぐに使えるようになったのです。ネットフリックスに申し込むのと同じくらいの手続きで契約が出来て、その日のうちに全ての機能が使えるようになったのです。
昔のシステム導入しか知らない人には理解できないレベルで変化が起こりました。
その様な画期的な変化は劇的過ぎたために弊害もありました。システム間のデータを繋ぐ有効な仕組みがないのです。
サービスを提供しているベンダーはAPIという形でデータ連携の仕組みを提供しているのですが、それは誰もが使いこなせるツールではありません。
その結果、それらのシステム間のデータを早く簡単に繋ぐ必要が出てきました。もちろんRPAは既存のEAIやETLと比べて安定性が落ちるという弱さがありますが、その点を考慮しても魅力的なツールだったのです。

追い風を捕まえろ

いくつかのRPAツールはこれを見越してAPIを簡単に使えるように開発されています。
もし未だRPAを導入していない会社はこの辺りも考えて導入を進めればよいと思います。『そのRPAはwebAPIを使えますか?』と聞いてもらえれば分かります。
また、もしAPIを使えないRPAを使っている会社は、使えるRPAでトライアルをしてみてください。次のライセンス更新のタイミングで変えればよいのです。

環境は変わり続ける

さて、今回はRPA起点でnoteを書いていますが、企業が使うシステムがSaaSモデルに移行する流れはもう止まりません。
皆さんもモノを買わずにサブスクリプションの何かに変わってきてますよね?
ネットフリックスやスポティファイやカーシェアリングなど…
企業も同じです。大きく動きを鈍くする資産を持ちたくないのです。早く使えるものが良くて、時代が変われば次に移行したいのです。

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